真崎ですよ

ライターの真崎です。2016年6月より池袋→沖縄に移住しました。

「就活と自己分析は大学時代に終えるべきなのか」 2年で3社退職した社会不適合者なりに今考えること

 

 

 

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のあと会った。

まともに話すのは約2年ぶり。

 

 

「元こじらせ就活生」を探し求めて

 

masaki-desuyo.hatenadiary.jp

 

先日の記事にも書いたのだが、現在アルバイトではあるがとあるベンチャー企業でライターとしてお世話になっている。

 

そちらでは主に就活サイトの記事執筆に関わっており、詳細は省略するが「こういう企画の記事を書きたい」と提案してOKをいただき、現在いろんな就活生や就活経験者の社会人に声をかけている。

 

 

そして、一人目を捕まえた。

それがのあ。

 

 

のあは同じ年。

出会いは大学時代。

大学生向けキャリア支援セミナーのアシスタントを一緒にしていた仲である。

 

のあととても仲が良かったかと聞かれたら多分「そうでもない」と答えるのだけど、個人的に彼女のことは「精神的双子」だと思っていた。むしろそう呼んでいた。「ねえ精神的双子」と呼んでいた。

 

 

全体的に「似ている」と感じていた。

 

最初は「キラキラした空間」「イキイキした人たち」に憧れて自分もその場所に身を置きたいと思っていたところ。根本的に自分に自信がないところ。不器用なところ。彼氏ができないところ。後ほど生まれた「キラキラ」に対する違和感。就活の時に見ていた業界。その業界を見ていた動機。その動機が生まれた背景。そしてその業界の企業選考でズタボロになったところ。挙げ出すとキリがない。

 

お互い自分に自信がなくてなにかがひん曲がっている感はあるのだけど、のあのひねくれ方は時にわりと鋭い視点と指摘を生み出す。

 

一緒にアシスタントをしていたセミナーではそれこそ「キラキラした意識高い人」が多かったのだけど、それに対してのあが発信した『このセミナーを受けた直後のキラキラオーラって、ときに人の心をえぐるほどの鋭さを持っているし、若干空気も読めなくなっているかもしれない』という言葉には個人的に大共感。

 

 

のあがこのような「キラキラに対する疲れと違和感」を獲得したのは、就活でたくさんたくさん苦労したからだと思う。

 

私が知り得る中では、たぶん一番大変な想いをしていたんじゃないかと。

 

 

今回は、その「こじらせ就活」に関して当時の状況や心境をインタビューすべく彼女にアポを取った。

 

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(彼氏できない女ふたりが)

(カップルの聖地である)

横浜で会った。

 

 

就活時代と社会人時代が正反対のふたり

 

漠然と「のあが就活で苦労していた」ということは知っていたのだけど、その詳しい内容を聞いたのは今日が初めて。なかなかに壮絶でとりあえず「よくぞ生きてくれていた」と思った。

 

そしてもうひとつの気付き。

 

真崎とのあ。

就活時代と社会人時代の話がまるで正反対だった。

 

まずは就活時代。

正反対っぷりをざっとまとめる。

 

真崎が醸す若干の「キラキラ感」「どや感」を感じてちょっとイラッときた方は、後でいろいろ逆転するのでどうか気長に見守っていただきたい。

 

 

〇就活が始まる時の気持ち

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:後ろ向き(やらなきゃ感)

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:前向き(内定いっぱい取ったるでウヒョヒョ感)

 

〇同じインターンの選考を受けた結果

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:1次選考で落ちる

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:300倍の倍率をくぐって合格

 

〇就活開始後の選考の様子

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:最初の段階でほぼ落ちる

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:ノリと勢いでとりあえず面接までは進む

  (当初面接はボロボロだった)

 

〇当初志望していた業界

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:人材・教育業界

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:人材・教育業界

 

〇内定をもらった業界

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:電子機器等の卸売業界

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:教育業界

 

〇受けた企業数

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:約60社(説明会参加約100社)

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:約10社(説明会参加約15社)

 

〇内定承諾・就活終了時期

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:2012年1月末(卒業2か月前)

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:2011年4月(その後内定を辞退して就職浪人)

 

という感じ。

真崎に向かって拳を振り上げている方がいたらどうか下ろしてほしい。

 

補足すると、私の2回目の就活は、7月に1社目の社長からスカウトをいただいて同じく教育業界の会社に就職する形で終了している。

 

 

そして、社会人時代を比べる。

 

〇業種

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:営業事務

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:営業

 → 不登校専門カウンセラー

 → 不登校専任講師・生徒管理・イベント運営

 → フリーランスのライター

 

〇勤続期間

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:1社目の会社で4年目

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:1社目の会社で2か月

  →2社目の会社で2か月

     →3社目の会社で1年半

     →フリーランス半年目

 

〇状態

f:id:ai-en-house:20150829192836j:plain:成果も順調に上げ良好

f:id:ai-en-house:20150829192747j:plain:1社目「は」

   2社目「死にたい」

   3社目「本当にごめんなさい」

   今「あー、うんうんうん」

 

 

 

なぜこうなった

 

 

私とのあが人材業界を目指していた理由は酷似していた。

 

要約すると

・人が輝くサポートをしたい

・イキイキキラキラした人達と一緒に働きたい

若気の至りである。

 

しかし、業界も志望理由も同じながら、待っていた結末はお互いまったく違うものになっていた。

 

 

のあの就活エピソードから、印象的だった言葉を抜粋する。

 

最初は人材系、その後は主に不動産を見ていたけど全然選考に受からなかった。それで4年生の8月頃に1度冷静に考えてみたの。そして、その時思ったのが「私、バリバリの営業職向いてないと思われて落とされてるのかも」ということ。

 

その仮説に私は共感した。

 

 

大学生向けキャリア支援セミナーで一緒にアシスタントをしていたと書いたが、そのアシスタントの中で役割は分かれている。

 

私は、受講する大学生に直接関わっていく人。

のあは、裏方で空間づくりや事務系に従事する人。

 

最前線で花形なポジションではなく、目立たないけど粛々と組織をサポートしてくれる「縁の下の力持ち」的なポジションは、のあにぴったりだと思った。

 

 

そして、のあもそう思ったらしい。

 

人材系や不動産系は入社時に「バリバリの営業職」に就く可能性が非常に高い。よくよく考えたら自分は総合職(営業の可能性大)よりも一般職(事務全般)の方が適性に合っているのではないかと思ったのあは、途中で方向性を大転換して一般職求人を見るようになった。

 

その後すぐに就活が上手くいったわけではないが結果的に無事一般職で内定をもらい、その会社で4年間働き続けている。

 

今は営業事務として営業の人のサポートをしているのらしいが、「ノルマなし」「数字なし」「でも営業成果には密接に関わる」というポジションが非常に性に合っているらしく、彼女の働きぶりは社外でも好評価を得ているとのこと。

 

あの時「自分は一般職が合っているのでは」と思って正解だった。

 

確かに。

 

 

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一方の、真崎。

 

 

2回目の就活で子ども教育業界に行ったのだけど、その時自分の中にあった「仕事」に対する想いや自己認識はこのようなものであった。

 

・こころになにか抱えている子どもに寄り添いたい

・その子の状態や人生が前向きになる支援をしたい

・勉強を通して自信をつけてほしい

・この情熱があればなんでもできる

・休みなんてなくても問題なし

・学習指導も営業もその他マルチタスクなんでもこい

・私は本気で人のために身を粉にできる

・私は相手の心を感じられる感受性を持っている

・私はいかなる状況でも相手に寄り添える優しさを持っている

・私は相手の成功のために全力を尽くせる

 

思い出せる限りではこんな感じだったと思う。

拳は下ろしていただきたい。

 

 

「周りも私にそれを期待している」

「周りも私をそのように見ている」

そう感じていたし、そう受け取れる言葉を何度もかけてもらっていて全力でその気になっていた。

 

『この業界・この仕事こそ自分の天職』

 

そう信じて疑わなかったのだ、あの頃は。

 

 

 

そして、結果は前述の通り。

 

こんなはずじゃなかった、が。

 

 

 

『私の就職活動は「失敗」だったのか』という問い

 

先程書いた10個の項目。

感受性は強いが、それ以外は全体的にズレている。

恐ろしいほどにズレている。

 

 

なぜそうなったのか考える。

 

のあは就活の途中で冷静に自分の適性の仕事ひいては「自分自身の特性」と向き合えている。その結果長い目で見ても「成功」と捉えて相違ない形で就活を終えた。

 

 

では、私は冷静ではなかったのか。

 

あの時冷静に向き合ってもっと「自分自身の特性」をしっかり考えられていれば、子ども教育の道に来ずに、自分に合っているなと感じる「フリーランス」なり「書く仕事」なりの道を最初から選べていたのだろうか。

 

 

 

結論は、たぶんNO。

 

 

というのも。

 

あの頃私が保持していた「自分自身」に関する認識では、あの判断がベストだったとしか思えないのである。

 

あの時は、教育の活動に夢中だった。

どれだけ忙しくても平気だったし、仲間と一緒に日々子どもの成長や学習指導、事業展開について頭合わせて考えて足動かしてって日々が楽しくて仕方なかった。生徒が勉強にのめり込んだり受験勉強を頑張ったりする姿を応援し、受験合格の発表には嬉しすぎて号泣。

 

 

あの時は、その道しか考えられなかった。

 

そして、想いも適性もピッタリだとしか思えなかった。

 

 

で、学生を卒業して、あの頃の仲間と離れて「社会人」になって引き続き頑張っていこうと思って、折れて、立ち上がって、折れて、立ち上がって、苦しくなって、考えて、気付いて、立ち止まって、立ち上がって、今に至る。

 

 

2年間の社会人生活を通して

たくさんのリアルな「自分」に気付いた。

あまり向き合いたくなかったけど、でももう目を反らせないところまで来ていた自分の特性や考え方。

 

・人が「前向き」になることに関心がない

・「勉強を通して自信をつけたい」と思っていない

・私にとって「休むこと」は非常に重要

マルチタスクが本当に無理(ADHDだと言われた)

・「人のために」はそんなに頑張れない

・体育会系はまじで無理

・納得行かないことに従えない

・思っているよりも優しくない

・やりたいことしかやりたくない

・想像を絶する組織不適合

(よく分からないけど、とにかく苦しかった)

 

 

これは、私が「社会人」となって働くようになってから初めて気付けたこと。たぶん、学生時代の自分では、どんなに頑張って自己分析しても掘り出せなかったんじゃないかと思う。たぶん。

 

 

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(真崎のPCデスクトップ)

 

 

「就活」も「自己分析」も大学時代に完結する必要はない

 

もはや半ば自己擁護なのだけど、そう思う。

 

迷惑をかけてしまった3社の皆様にはほんとにほんとうにほんとに恐縮すぎる言葉なのだけど、各社に勤めて得た経験や感覚を通して、私は「自己分析」を継続していたのだと思う。働かなければ分からなかった「自分」が私の場合はたくさんいた。ここに辿り付くためにこれらの経験が私には必要だった。

 

 

新卒でベストマッチした会社に入社することが「就活の成功」だとするならば、私の場合は大失敗。

 

 

でも、必ずしもそうある必要はないのではないかと。

 

働くことで「新しいなにか」に気付いたなら、そこで方向修正して、もしかしたら何度も何度も方向修正することになるかもしれないけど、自分のスピードで「就活」も「自己分析」も進めていってもいいんじゃないかと、今、私は思うわけです。

 

 

そんな話をしたら

「うん、ほんとそうだよ笑」と、精神的双子。

 

 

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すげー優等生なまとめ方すると

 

就活でこじらせたのあも

社会人生活でこじらせた真崎も

 

いま、とりあえずそれなりに楽しくやってます

 

 

みたいなところです。

 

真崎

 

 

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