真崎です

沖縄にいます

「書くことが好きだから」と、ブロガーの私がライターになって1年間で感じたこと

 

  

 

わたしやわ。 

 

あと「書くのが好きだからライターになりたいですって言ってる奴は例えば昔書いていたmixiの日記が知人にちょっと人気だっただけで文章書くのが得意だと勘違いして、ライターになってから"なんか違う"ってつまづく」みたいなつぶやきも過去どこかで拝見したけど、その分かりやすい具体例がもろ私です。

 

冷や汗かきつつ「書くことが大好きで大学時代から書いていたmixi日記や細々更新していたアメブロ日記が身近な友人に好評だったので調子にのってライターになった女」の1年や今感じていることを書こうかと思います。

 

この記事では「ブロガー=自分のブログ(=自分の言葉を発信できるweb媒体)を持ち、好きなことを書いて発信している人」とします。そうすると、私は1年前に調子のってライターになったブロガーです。

 

「ブロガー=イケハヤさんみたいな人=ブログを書くことで収入を得て生計を立てている人」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、私のブログ収入は0円です。余談まで。

 

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目次 

・ライターになって得た3つの喜び

・ライターの「書く」と、ブロガーの「書く」の、圧倒的感覚差

・今後(沖縄生活)について

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ライターになって得た3つの喜び

 

 

「なんか違う」

 

つまづいたのは、ライターを始めてから2か月目のことでした。早。

 

ライターになる直前に書いたブログ記事が偶然バズりました。ライターになったばかりの昨年4月、そのバズ記事を「実績」だと勘違いしながら興味のあった会社にノコノコ出向いてメディア担当者さんに面談させてもらったところ

「たとえバズっても読者がたくさんいても個人ブログは実績はならないよ。ここで書きたいなら、クライアントに報酬をもらい相手の意向に沿って文章を書く商業ライティングの経験をしっかり積んできてね」

 

 と言われたので、それから半年ほどコツコツ商業ライティングを頑張りました。

 

未経験OK案件をたくさん受けて、スポーツ・美容・健康・アプリ紹介など、いろんな分野に手を出して日々記事を量産していました。

 

その一方で副業だった朝キャバでの出来事や日々の雑感を時々ブログに書きました。ライターとして書いた記事とブログ記事をぽんぽんとSNSに投稿していました。ブログのほうが圧倒的に良い反応をもらえました。

 

商業記事を見て「なんか真崎っぽくない文章だね」と友達から指摘を受け「いやいや、私の個性や主張は求められてないからさ」みたいなことを当時は言っていました。

 

ただただ必死でした。

当時のモチベーションは「焦燥感」でした。

 

あの頃ライターとして私が感じていたポジティブな感情と言えば、納期までにきちんと記事を収めることができた安心感、たまに記事を褒められたときの嬉しさ、お給料が振り込まれたときのありがたみ、この3つだったと思います。

 

 

その後、私がもっと違った部分で「ライターとしての楽しさ」を感じられるようになったのは、以下3つの転機のおかげでした。

 

 

1つ目は、「Plus-handicap」で記事を書き始めたことです。

 

ここで得たのは「自分の情熱に合致する記事を発信できること」でした。

 

「生きづらさ」は私にとってどんぴしゃの関心分野でした。不登校・キャリア教育・発達障害摂食障害・自殺など、あらゆる生きづらさに焦点をあてた取材記事やコラムを書いては「誰かが死ぬ前に届け」と思って発信していました。

 

 

 

2つ目は、渋谷のITベンチャー企業・Giveryで内勤ライターとして採用してもらったことです。

 

ここで得たのは「誰かと一緒にモノ作りをする楽しさ」でした。

 

こちらでは、就活メディアでコラムや内定者・社員インタビュー記事を書いていました。この1年で最もお世話になった編集長パイセン(見た目は闇を抱えたビジュアル系ミュージシャン風)と毎日顔を合わせて企画を考え、書いた記事を目の前で編集してもらい、私もあーだこーだと口出ししながら記事を作り上げることは本当に楽しかったです。

 

 

 

3つ目は、WEB制作会社の㈱LIG主催の記事作成ハッカソンで最優秀賞を取ったのがきっかけで、仕事依頼、特に取材・インタビュー記事の執筆依頼が増えたことです。

 

ここで得たのは、「人の話を聴けるワクワク感」でした。

 

この1年でざっと60名くらいの各種皆さまにお話を伺いました。知りたがりで好奇心旺盛、他者の価値観や人生に興味津々の私にとっては、インタビュイーのお話を聴けることはワクワクの連続でした。取材後はいつも興奮気味に「絶対いい記事書こう」と熱くなっていました。

 

 

3つの転機でライターの仕事に楽しさを見出しせた私は、それなりに充実した日々を送ることができていたと思います。

 

 

ライターの「書く」と、ブロガーの「書く」の、圧倒的感覚差

 

 

私は、「書くことが好き」だからライターになりました。

好きを仕事にしたくてライターになりました。 

 

 

そして、ライターになって得た喜びは

 

「自分の情熱に合致する記事を発信できること」

「誰かと一緒にモノ作りをする楽しさ」

「人の話を聴けるワクワク感」

 

 でした。

 

 

「書くことが好き」を理由に始めたライターの仕事で、私は「書くこと」を楽しんでいませんでした。

 

 

気付いたときは、わりと衝撃を受けました。

でも納得感はありました。

 

 

 

 

ライターの仕事をしている中で、個人的にいま一番大変だと感じるのは「記事を書くこと」です。

 

ライターさんによって記事作成スピードは様々ですが、私の場合、最近は取材記事1本で早くても6時間、進むのが遅ければ12時間を超えることもあります。文字起こし抜きで、です。

 

取材からどの部分を拾ってどう構成してどんな言葉で始めてつなげて締めようか。文字起こし原稿を何度も読み返して手元の紙にあれこれメモして必死に脳内整頓。

 

やりがいはものすごくあります。

ただただ、すごく大変って話です。

 

 

 

で、差の話です。

 

 

書く前・書いている時・書いた後。

「書く」を時系列に分けて考えます。

 

ライターとして記事を書くとき、楽しいのは「書く前」で、嬉しいのは「書いた後」、「書いている時」は生みの苦しみでウオーンてなります。

 

ブロガーとして記事を書くとき、圧倒的に楽しいのが「書いている時」です。苦しいなんて感じたことはないです。

 

ブログを書く私は大義名分を持ち合わせておらず、「好きだし書きたいから書く」というシンプルな動機で言葉を紡ぎ出す作業は快感でしかないです。

 

 

好きじゃなかったからライター辞めますって話じゃないです。

 

ライターの仕事は好きです。

ただ書くことはしんどいです。

 

「(ブログで好きなことを)書くことが好き」と「(ライターで請けた仕事の記事を)書くことが好き」を同種だと勘違いしてしまうと私は苦しくなってしまったので、自分はそれぞれどこに楽しさを感じているのか自覚しとけって自戒です。

 

そのうえで、自分がどう日々を過ごしたいのか。どう生きていきたいのか。自分の心に嘘をつかずに向き合えって自らに突き付けている感じです。

 

 

今後(沖縄生活)について

 

 

6月から沖縄に住みます。

 

沖縄でもライターをするつもりです。

 

筆力のなさで誤解を招いたかもしれませんが、総じてライターの仕事は好きで、情熱も持っています。書くのは大変だけど、いいものつくるために気張っています。

 

よかったらお声がけください。沖縄・九州あたりの取材とか、もしやらせてもらえるなら是非振っていただきたいです。

 

 

あとは、東京での生活よりも、気持ちのんびり暮らすつもりです。

 

自分の心にある「好き」「楽しい」にもっと従って、たぶんもうちょっと自分の文章を書く時間を増やすと思います。もうちょいブロガー感出している気がします。

 

空いた時間はキレイな海の見えるカフェに行って、オープンテラスで太陽の光と爽やかな風を浴びながら自分の書きたいことを思う存分書く、みたいな日々を過ごして自己陶酔している予定なので、暇な人は遊びにきてください。

 

 

真崎

 

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