踊って踊って踊って踊って踊り狂って踊り散らして踊り疲れて倒れて笑って「楽しかった!!!!」と叫んでそのまま人生終えるのが理想の終末プランなんだけど、それはさておき以下本題です。
大学時代からの友人で「夢源風人」というチームで踊ってるかなこ、よさこいをやるために生まれてきたような表情筋しててすごく好き。 pic.twitter.com/dlkEZvavCj
— 真崎 (@masaki_desuyo_) 2017年8月15日
ひょんなご縁から、大阪のよさこいチーム「夢源風人(むげんかじぴとぅ)」に入会して踊り子をしている。
きっかけはかなこ。写真のあの子。
大学時代から踊りに夢中だった彼女とは卒業後5年間まったく会わず連絡も取らずだったのに、ここにきて突然の再会、そしてぴとぅを紹介されて今はいっしょに踊っている不思議。いつかの出会いは人生の伏線、回収はいつも突然に。
踊ることは昔から変わらずわたしの大事な"好き"であり、同時にスーパーウルトラ大コンプ。
踊ることが大好きだから高校でチア部に入るし、大学でダンスサークルに入会するし、仲間とミュージカルもするし、京都や東京や沖縄でもダンススタジオにも通う、のに、いざ踊り始めると容姿とスキルに対する他者比較と劣等感が止まらない。
結局どれも長くは続かず、ロクに上手くもならず、わたしは踊ることを何度も何度も妥協してきた。
それでも、自分のターニングポイントにはなぜか踊りがあり
よさこい踊りたすぎてこの記事羨ましすぎて「行きたかった」とツイートしたら「言ってくれたらお声がけしたのに!!」と複数方面から言われて号泣した昨年でした。もし今年同じような企画があったら魂をかけて踊って記事書きますのでどなたか切実に誘ってください土下座に次ぐ土下座 https://t.co/BvZzYC0fy8
— 真崎 (@masaki_desuyo_) 2017年5月20日
身近な誰かが踊っていたらどうしようもなく悔しくて、気付けば踊りたい踊りたいと叫び散らしている。
散らした結果高知よさこいで踊れたのが2年前。拾ってくれた横山さんありがとう。ツイ廃やってて本当によかった。
よさこい抜きでこの先長い余生を生きていく自信が微塵もないほどに最高な経験をさせてもらいました pic.twitter.com/kyq2RD7Lrk
— 真崎 (@masaki_desuyo_) 2017年8月12日
「踊ること」を抜きに、わたしの人生を最高にする想像ができなくなった。とっても明るい絶望感。
それじゃあ仕方ない。
もう一度ちゃんと踊りをやってみよう。
やるなら踊る喜びを再び教えてくれたよさこいにしてみよう。
部活みたいに本気で、仲間がたくさんいて、大人の青春ができて、わたし好みの”色っぽさ”がある振り付けのよさこいチームで踊ってみよう。
そして出会ったのが、夢源風人だった。
どう考えても、よさこい始めてから以前よりわたしの人生582倍楽しくなってるからな。 pic.twitter.com/sXdda4jzWe
— 真崎 (@masaki_desuyo_) 2018年10月7日
よさこいを始めてから、わたしの人生は582倍楽しくなった。
一方で、おなじみ他者比較からの劣等感はやっぱりがっつり975倍。
嬉し涙も苦渋のソレもひっくるめて泣く回数も爆増した。
よさこい界隈には、ぴとぅには、踊り上手も美人もめちゃくちゃ多い。写真や演舞動画を見るたびに「我々はおなじヒト科ヒト属ヒト???」と目を疑う。
踊っている瞬間は何にも代えがたいほど楽しい。
でも後からその様子を動画で見るのは毎度吐血するほど耐えがたい。
同じ踊りをしているのに、なぜこうも、動きが、表現が、艶やかさや色っぽさが違うのか。わたしの動きは一体ぜんたい何故どうしてこうなったのか。ついでになんでこの顏なのか。
現実を直視してから立ち直って復習をするまで、ダメージ回復にかかる時間は地味に長い。
劣等感に関して、今でもしっかりと脳裏に焼き付いているのが、去年の振りチェック。
ぴとぅでは、新曲の練習をスタートしてからお祭りでデビューするまでの間に、必ずインストさん(踊りの指導者)による振りチェックが行われる。
しっかり振りを覚えているか、個々にどのような特徴や課題があるのかをがっつり指摘してもらえるうえに、自分の演舞とインストさんの演舞を並べた合成動画も作ってもらえて「自分の振りが本来とどう違うか」を客観視することができる貴重な機会である。
チェックに向けて、自分なりに猛練習した。
が、驚くほどに本番で動けなかった。引くほどボロボロだった。
終わった瞬間、恥ずかしさやら情けなさで消えたくなり、涙が溢れて止まらなくなり、その後のインストさんからのアドバイスは正直ほぼ耳に入ってこなかった。
これだから、踊りは怖いのだ。
わたしの脆い自信をカンタンにぶち壊し、 劣等感の渦に叩き込んでくる。ダサい自分やズルい自分、怠惰で逃げ癖強くて正視に絶えない自分をもりっと浮彫りにしてくる。
あーもーやだやだ。
やっぱりこうなるんじゃん。
だからイヤだって言ったじゃん。
そして、また踊りから逃げたくなる。
振りチェックの日はとても寒い日で、寒さと涙で鼻をズルズルさせながら、ガチガチに冷えた手でスマホを手にとり、東京の親友に電話をかける。
そして開口一番「もうダメだ本当にダメだ恥ずかしいし情けないし無理消えたい!!!!!」と涙ながらに喚いた。
が、彼女の反応は
「お前、なんだよ、青春かよ」
である。涙が止まる。
「先月まで高知でさみしさと刺激のなさがつらいつらいってグズグズ泣いてたのに、ちゃんと踊れなくて悔し泣きとかさ、この短期間でもう全然違う種類の涙流してんじゃん、すごいよ、めっちゃ青春してんじゃん」
「確かに」
秒で納得した。
悔し涙なんて最後にいつ流したのか覚えていない。
中高大学時代、テニスやバレーや吹奏楽や教育NPOの活動であんなに夢中で泣いたり笑ったりしていた、あの感覚をもうずっと忘れている。
「真崎、大人の青春したいってずっと言ってたじゃん。それもう青春だよ。よさこいやってる真崎、すごくいいと思うよ」
だよな、わたしもそう思う。
踊りが怖くて嫌になることはあっても、結局、踊ってる自分のほうが踊ってない自分よりもぶっちぎりで好きなんだよな。
とりあえず、まだ続けてみようと思った。
そうして、去年はなんだかんだ踊った。
高知よさこいでは3日間70回近く踊った。
間違いなく、人生でいちばんたくさん踊った1年だった。
思い今、ここにつなげて──
— 夢源風人 (@mugenkajipitwu) 2019年3月24日
夢源風人
郷-Sato-
参ります! pic.twitter.com/Ze6APqUL1G
そんなこんなで、昨日は新曲『郷-Sato-』のお披露目でした。
ありがとうございました。
なんというか、楽しくて幸せな1日だった。
もう特筆することもない。踊ってて良かった。
07 [4K]夢源風人 郷 -Sato- 初披露 大東ふれあいフェスタ2019
『郷-Sato-』です。観てね。
(tamaran様、いつも写真や動画ありがとうございます)
すごいな、わたしここで踊ってんだな。
とても不思議なお気持ちだけど、やっぱりめちゃくちゃ嬉しいな。すごいな。
ぴとぅ入会はわたしの人生史上トップ10に入る英断だった。かなこありがとう。おかげでやっぱり人生楽しいです。わたしの人生にやっぱり踊りは必要でした。
これからいろんな場所でモリモリ踊るので、ぜひいつかのどこかに来てください。
とりあえず次は4月6~7日の「京都さくらよさこい」です。
真崎
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