「なぁ」
「名前なんていうん」
「真崎」
「まさき?」
「真崎むっちゃん」
「ブス」
「おいコラ慎め」
女の子が「おねーさん描いてあげる」と言ってくれて、男の子がとなりで「ばばあーばばあーばばあーばばあー」って言ってくるのを耐えながら待ってたらこんな可愛い絵を描いてくれた pic.twitter.com/wSlZ58gFfj
「子どもフードバンク沖縄」という組織が運営している「子どもカフェ」でお手伝いをさせてもらえることになった。この絵は4月に一度訪れた際に低学年の女の子が描いてくれた似顔絵。お礼にアンパンマンの絵を描いたら「下手だね」と言われた。
週に3回、小学生くらいの子ども達と一緒にご飯やおやつを作って一緒に食べるこちらの活動。毎回子どもたちが10~20人ほどやってくる。
冒頭の会話は小2男子とのやり取りで、このあと糸電話をヌンチャク代わりに私をボコスコ殴ってきた彼を「それは糸電話の使い方として不適切だよ」と反論の余地もない正論と共に追いかけ回した。至福の時間である。
昨日書いたこちらの記事では省略したが、私が沖縄に来たひとつの理由がこちらの活動である。
沖縄に住む唯一の友人がこの活動に関わっており、彼女が東京に来た際会って話を聞いた。
彼女の話によると、沖縄は出生率・離婚率が高く、シングルマザーも多いそう。 戦争を背景とする根深い貧困問題もあり、1日に食べるご飯が学校給食だけという子たちがいるとのこと。
貧困問題そのものを解決するアプローチが必要なのはもちろんだけど、一朝一夕でどうにかなるものでもない。今日、明日、明後日。まずは日々子ども達ができる限り満足にご飯を食べられるようにと、子どもカフェは活動している。(と、私は捉えている。HPには「料理や様々な体験教室を通して子どもの自立自活を支える活動・食育の場です」と記載されている)
「でも、人が全然足らん。ニーズはあるし子どもの人数もどんどん増えるけどスタッフがめっちゃ少ないねん。もっと情報発信をして活動の認知度も上げたいし資金集めもしたいけど手が回らんしノウハウもない。子ども好きでデリケートな子どもにも関われて学習支援もできて文章書いて情報発信してくれる人がほしい」
「それ私やん」私は言った。
「それ真崎やん」友人も言った。
「できる」と言ってはおこがましいけど、学生時代に関わっていたNPOの学習支援活動、社会人になってから飛び込んだ不登校支援の活動、そして1年前に教育の仕事から一転してライターの活動を始めた私。
正直「うおおおおおおここで全部つながるかああああああ」と思った。そして悶絶した。昨日の記事に書いた通り「沖縄に呼ばれた気がした」のである。いいんだ気のせいでも。いいんだ気のせいでも(2回目)。
小2男子の悪口ボキャブラリー、ブスとデブとハゲしかない。
— 真崎 @沖縄🌴 (@masaki_desuyo_) 2016年6月7日
で、今週からボランティア開始。
こちら前回のハイライトです。
・子ども達が「梅干しは1日1個まで」と渋いルールを定めた
・カフェにある道具で、糸電話、望遠鏡、竹とんぼ、くじ引き、サンタクロースなどを作り、抜群のクリエイティビティを発揮していた
・くじ引きを作った女の子と遊んだ
・「はずれを引いたら当たりね」
・ルールが複雑
・何回引いてもはずれだった
・つまり全部勝った
・ホットケーキを作った
・小2の女の子がひたひたになるほどシロップをかけまくったホットケーキを私にくれた
・シロップの味しかしなかった
・元気な男の子が突然柔道の絞め技をかけてきた
・素で「え、なんで?」と聞いた
・たくさん自己紹介をした
・子1「みっちゃん」
・真崎「むっちゃん」
・子2「めっちゃん」
・真崎「むっちゃん」
・子1「ぺっちゃん」
・真崎「むっちゃん」
・子2「うっちゃん」
・真崎「むっちゃん」
・子1「ぷっちゃん」
・真崎「むっちゃん」
・子2「斎藤さんだぞ」
・真崎「違います」
以上です。
このブログはもちろん、その他もし発信できる機会があればどんどん活動報告などしていきたいと思っています。
引き続き、何卒。
真崎
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