真崎です

沖縄にいます

このコンテンツが良かった2021 ~漫画、エッセイ、アニメ、アニソン、ドラマ部門別~

 

※このブログは12月中旬に書き始めて今日まで温めてきたので、序盤に激しいタイムラグがあります※

 

M-1グランプリ決勝当日が近づくと「今年ももう終わりなんだな」と思う。わたしにとってはちょっと早めのゆく年くる年決勝コンビが確定したときのお気持ちはこちらに書きました。

(12/26追記:決勝を終えし今の気持ちはとても地上波に乗せられないので下書き封印しました。タイトルは『M-1グランプリ2021終了後の気持ちがもうゲリラゴリラパラリラパラリラ』)

 

振り返れば、転職1回、引っ越し3回、そのうち1回は沖縄(再)移住という、刺激ジャンクなアクティブぼっちぶりを遺憾なく発揮した1年だった。

けど、じゃあ1日1日をどう過ごしてたかなって思い返してみたら、8割は「漫画、アニメ、漫画、アニメ、アニメ、歌、ドラマ、エッセイ、映画、漫画、アニメ、たまには働く!そのあとアニメ!」ってな具合で、世に存在する素晴らしいコンテンツの数々に囲まれてひたすらに幸福で怠惰な日々を生きていた気がする。あれ、どの口がアクティブっつったよ。ぼっちしか合ってねえ。

 

ってことで、今年の振り返りをするかはさておき「これが一番良かった2021」は部門別にまとめておこうと思います。

部門は以下の通り。

 

・漫画

・エッセイ

・アニメ

・アニソン

・ドラマ

 

ここに本当は「映画」と「アニメ以外のソン」部門もあったのだけど、そもそも映画はそんなに観てないし、アニソン部門に力が入りすぎてそれ以外のソンに注ぐHPが尽きた。ので、結果だけこちらに書いておきます。

 

【映画】

青くて痛くて脆い

 

【アニメ以外のソン】

War of Hormone / BTS

※これはマジでカッコよすぎて耳が絶頂する

※PV観たら目も絶頂する

 

 

それでは本題の5部門発表です。

なおコンテンツそのものが2021年発、ではなく「わたしが2021年に観た聴いた読んだソレ」ですがご了承ください。どうぞ!

 

 

 

漫画部門 『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』

 

www.cmoa.jp

 

あらゆる漫画を読みまくった中でも、2021年ぶっちぎりのNo.1はコレでした。ドラマも大変良かったけど、わたしはやっぱりド漫画派。

 

新人女子警官・川合と、ゴリゴリ有能な美人ペア長・藤をはじめとする警察官たちの仕事や日常を描いた、THE刑事モノとは一線を画すお仕事マンガ。

回を追うごとにシリアスな話も増えるけど、基本的には電車で見れないタイプのギャグもの。

「安定収入を求めて公務員試験を片っ端から受けたら警察しか受からなかった」という大義のカケラもない川合の生き様には畏敬の念すら湧くし、その川合がしれっと成長していく感じも好き。

 

あと、作者が元警察ということでリアリティがすごい。そしてとにかく語彙と言い回しの引き出しがマジですごい。(語彙)

 

 

既刊19巻の中で笑ってしまったセリフが全部つまったメモ、質と量の両面から大変なことになってる。「絶対に笑ってはいけない午前9時の通勤電車内」なんかではマジで開くもんじゃない。ケツバットの代わりに盛大な白い目くらった。

 

 

 

エッセイ部門『こいわずらわしい / メレ山メレ子』

 

www.akishobo.com

f:id:ai-en-house:20211226220102j:plain



 

 

ひとりの楽しさも、心地よさも知っている。

もう恋愛に振り回されたくない。

いや、ぶんぶん振り回されてみたい。

——行ったり来たりのわたしの心!

 

この紹介文を見てまずは本書を手に取った。

 

この時31歳、元カレぴっぴと同棲解消直後の独身フリー状態。

「分かる~!『オラもう惚れた腫れたの男女のソレは腹いっぺえだ!』なんて思いながら、出会い一つで瞬時に色ボケスイッチがONになる自分のソレ~!」

と勝手に共感しながらページをめくった。

 

微妙だったデートの話を人から聞くのが好きだ。今までに聞いたなかで一番好きなのは「リトアニアにいたとき、いっしょに森に行った彼が針金を取り出してダウジングで地中に埋まった古い銀貨を探しはじめ、しかもこっちにはぜんぜん針金を貸してくれなくて、見ていたらめちゃくちゃ蚊に刺された」という話だ。

 

この2文でレジに持ってった。

 

もはや共感なんて飛び越えて「これは笑いと新たな癖(ヘキ)をオラに与えてくれる御本だ……!」という夢と希望をもって購入した。

結果、内容も筆致もお好みすぎて3周した。

メレ山さんの文章と世界観をもっと接種したくて『メメントモリジャーニー』も買った。「マイ棺桶を作りにガーナへ旅立った」って思考も行動力もお好みすぎてこっちは2周した。合計メレ山さん5周した。

 

本書の良さは実際に読んでもらったほうが伝わると思うので、特にわたしが好きなエピソード『十九文字でダメだった』を置いておきます。ここに出てくる詩人・穂村弘さんのテキストチョイス、本当にセクシーすぎて腰砕ける。わたしもダメだった。

 

www.akishobo.com

 

 

 

アニメ部門 『オッドタクシー』

 

youtu.be

(公式PV 第1弾)

 

今年は過去イチでアニメにハマった1年であり、人から薦められるがままに暇あらばアニメを貪り観まくった。暇しかなかったからめっちゃ観た。

で、もし11月上旬にこのブログを書いたなら、ここで紹介するのは『かげきしょうじょ!!』になっていた。宝塚が好きなアナタ、それ以外の全人類もぜひ観てください。

 

が、しかし。

「もうすぐ今年も終わりだね~」なんて世間が言い出すタイミングで観た『オッドタクシー』が瞬間最大風速でアニメ部門第1位をかっさらっていきました。

 

登場するのは、擬人化された個性豊かな動物キャラたち。

ちょっと陰気な中年タクシードライバー・小戸川が、夜の街を走るタクシーのなかで乗客たちと小気味良いテンポの会話劇を繰り広げる、深夜に見たいタイプのシュールなほっこりアニメ☺

 

 

じゃあなかったわ全然。

 

「見た目が動物」以外のほっこり要素がほぼ皆無。大都会東京が内包してる現代の闇ぜんぶ乗せみたいな話だった。

 

で、これがもう観始めたら最後。

展開が不穏すぎて、でも気になりすぎて、最終回までその場から動けなくなる超傑作ミステリだった。「見た目が動物であることの必然性」をあんな形でぶち込まれた日にはもう「まいりました」と制作陣にひれ伏すしかない。

飛び飛びでいろんなエピソードが出てくると思ったら「ここで!これが!こう繋がるか!!!!!」っていう湊かなえ的な伏線回収劇が大好物な人にはめちゃくちゃおすすめです。最終回のあとは怖さと余韻で床につっぷした。

 

ちなみに声優さんの話。

仏頂面した中年ちょいぽちゃオットセイの主人公・小戸川(41歳独身)の声が、あの強い意志と慈愛に満ちた少年ジャンプな主人公・竈門炭次郎でおなじみ「花江夏樹」さんだってんだから泡吹いた。演技の幅えげつねえ。

 

 

 

アニソン部門 『楽園 / フジファブリック

 

youtu.be

(公式のノンクレジットOP動画)

 

アニメにハマりまくった=アニソンも聴きまくった1年でもあるわけで、わたしのプレイリストにはかつてないほどにアニソンが並び、どれもこれも良良良の良!(よよよのよ!)ってことで1番を決めるのは本当に悩ましい……

 

と見せかけて、コレぶっちぎりだった!!!

LINEミュージックの再生回数記録を見たら、その他アニソンどもの追随を許しませんよって数字叩き出してたわ。ちなみに2位は進撃の巨人第1期OP『紅蓮の弓矢』でした。今更!

 

Dr.Stone』を知ってる人も知らない人も、ぜひ上の動画から出だし20秒のイントロ聴いてほしいんですけど、そして聴いた人たちにぜひ聞きたいんですけど、カッコ良すぎて聴いた瞬間に脳髄溶け出した人いないですか??? わたし以外にいないですか???

 

Dr.Stone』といえば、突然人類が石化した現代から約3700年後、すべての文明が滅びた原始の世界が舞台。

石化からめざめた高校生の天才科学マン・石神千空が、仲間を集めながら、石化の謎をときながら、ゼロから科学文明を築き上げていく、その一見小難しそうな設定の中に「努力・友情・勝利」がお手本のごとく詰まりまくった少年ジャンプの大大大人気マンガです。

 

そして『楽園』がOPとなった第2期。

1章まるまるかけて1つの戦いに決着つける、その章題は「STONE WARS」。

 

人類全員を復活させたい男と、既得権益まみれの腐った大人は消滅させて人類浄化を図る男。

科学の力でもう1度文明を発達させたい男と、科学を放棄して美しい自然とともに暮らすことを理想とする男。

どちらも賢明で人情に厚い魅力的なリーダーで、現代で出会っていればとても良い友人になれたであろう2人が、回避できない無常な戦いに身を投じていく——

 

っていう無慈悲さと哀愁が、『楽園』の曲調と合いすぎて泣き震えるんだマジでこれ。

 

曲そのものも素晴らしいけど、Dr.Stoneを履修してから聴くともう最高通り越して世界観に没入しちゃう。唆るぜこれは……(cv.石神千空)

 

 

 

ドラマ部門 『最愛』

 

www.tbs.co.jp

 

連続殺人事件の重要参考人となる実業家の女性、彼女を取り調べる男性刑事、彼女を守ろうとする男性弁護士の3人を中心に物語が展開し、連続殺人事件の謎が複雑に絡み合うサスペンスドラマ。(Wikipediaより)

 

『ハコヅメ』と迷ったけど、話の完成度と吉高由里子さんの演技力(真田社長の顔、加瀬さんに見せる顔、大ちゃんに見せる顔のスイッチが完璧)、そして何より井浦新さんの圧倒的色気によりこちらに軍配が上がりました。

 

f:id:ai-en-house:20211226154957j:plain

 

このシーンが好きすぎて、『君に夢中』流しながらこの画像アテにして焼酎5升いける。

 

最終回のあと、みんなが加瀬さんを思いながら「最愛」の意味を噛みしめたよね。

梨央×大ちゃんのいわゆるラブな"最愛"はもちろん、加瀬さんの全献身的な"最愛"、ユウを庇うお父さん、そしてビジネスライクだった梨央のお母さんが最後の最後に見せたアレだって"最愛"で、全方向から胸つまらせてくる怒涛のタイトル回収劇じゃん……ってなったわ。

 

chatcast.jp

 

最終回寸前、ソワソワしすぎる気持ちを落ちつけるために『最愛』ガチ勢マンと最終回考察などを語り合ったチャットキャスト。

上記リンクからよかったら読んでみてください。5周回ってわたしの考察当たってた。

 

 

 

というわけで、そんな2021年でした。

 

来年はいきなりドラマ『ミステリという勿れ』が始まるし、アニメも『Dr.Stone』第3期が?スタートする?のかな?わたしの最推しキャラが出てくるので本当に楽しみ。

すでにいろいろと期待値高すぎて「この素晴らしきコンテンツ天国万歳!!!」ってなお気持ちです。では!

 

*************** 

  

Twitterです


Instagramです

https://www.instagram.com/masaki_desu_/

 

***************