3ヶ月間セブ島で働くことになった経緯ときもちを書くね
「あ、真崎さん。年内か年明けくらいにこの家引っ越して那覇あたりに住もうかと思います」
えー。
シェアハウスの家主から唐突な宣告。
彼の言葉はわたしの脳内で「ア、真崎サン。年内カ年明ケクライニアナタ住ム家ナクナルヨモケモケモケ」と瞬時に変換された。
翌日から、カフェに行っては「シェアハウス 住人募集」の掲示板をボーっと見あさる。仕事はしていない。
そう、仕事はしていない。
11月は自分でも驚くほど仕事を入れていなかった。体調精神不良ではなく「あれ?わたし最近仕事してなくない?」とある日突然気づいたパターン。自己管理と自律は変わらず苦手。来世はすっげーふてこいデブ猫になりたい。
さいわい10月までは頑張っていたのでわりと貯金はあった。1~2ヶ月くらい収入が減っても自分ひとりを養うくらいは問題ない。
よし、じゃあ仕事をせずのんびりしよう。
とも思ったけれど、仕事を入れず悠々自適にひとりでのんびり過ごす私の日々は「平穏」ではなく「退屈」になった。仕事で多忙な日々に心が死ぬことはあったけど、退屈な日々は私の生気をじわじわと奪うなんて初めて知った。どっちに転んでも穏やかなるスイサイド。
これは、なんか良くない。
家もなく仕事もしない未来が見える12月。
どうしようかな。
どうやって生きようかな。
えっ。
と声が出たと同時に「えっ」と返信。
お相手は東京時代にお世話になった編集者さん。どうもご無沙汰です。
セブ島に移住?
どゆこと?
「おれは、期間限定の移住体験企画みたいなものか、わりとガチ移住か、どういう感じのお話でしょうか??」
動揺につき返信メールの主語で誤字。
「2~3ヶ月くらいの移住になる」
その言葉のあとに本企画の詳細が続く。そして最後に「真崎さんなら移住とかいけそうかな?とか思い」で締め。移住ライターブランディング大成功。なお白目。
最初のメールが来てから詳細のやり取りまで、時間にしておよそ10分ほど。企画はなんとなく分かったけど、あちらでの生活などまるで想像がついていない。そのメールがきたのは11月14日。「出発は?」の質問に「早ければ12月いっぴから」のご回答。
返信は当然こうなった。
「どうしよう、行きたさしかない」
ほぼ即決。
なんでも無理くり因果で結び付けたくなる性癖につき「あ、12月に家も仕事もなくなるのはきっとこのためだったんだ」なんて納得に至っている。
未知の暮らしをして未知の文化にふれて未知の景色を見る。未知の想像は「退屈」なんてカンタンにぶっ壊した。最初のメールを見たときから多分9割方こころが決まっていた。こういうお話があるからフリーライターの仕事が好き。
そんなわけで、明日から3ヶ月ほどセブ島に行ってきます。朝起きられるか不安だったので那覇のネカフェでスタンバイなう。
真崎
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