真崎です

沖縄にいます

フリーライターになった理由と「フリーランスになりたいです」への返し方 #旅ときどき仕事

 

 

宮古島なう。

 

 

フリーランスの旅ライター・古性のっちさん主催の「旅ときどき仕事」という企画。初回となる宮古島プランには、ライター、デザイナー、ディレクター、カメラマン、合計9名のフリーランスが集まった。

 

オフィスやカフェにこもって仕事をする人、ふらふらと宮古島さんぽや観光を楽しむ人、観光をそのままライティング案件に繋げちゃうツワモノ。

基本的には各自が好き勝手にふらふら過ごしつつ、気が向けばごはんや観光やPC作業に誘い合う。

 

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基本的には一人が好きだけど本質的には寂しがりやで人恋しいわたしにピッタリのワークスタイルがここにある。なお滞在5日目でわたしはまだ1秒も仕事をしていません。

 

 

宿泊先と作業用のオフィスは株式会社タービンインタラクティブ様にお借りしている。絶賛求人中とのことなので興味のある方はどうぞ。

勤務時間1日4時間、副業自由、土日休み、社員寮アリなウルトラ最高案件です。

 

liginc.co.jp

 

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なおオフィスの前は海。

夕日が美しすぎかよ。 

 

 

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1日目の夜。

女子寮ではこんな話が(オリオンビール片手に)繰り広げられた。

 

 

「フリーの旅ライターになってから『旅ライターをしたいけどどうしたいいですか』『フリーランスにはどうやったらなれますか』『そもそもなんでフリーランスになったんですか』みたいな連絡がすごく来るの。

それに対してどういう返信や記事の発信をしたら、質問してくれた方のニーズを満たせるのか考えたいから協力してください」

 

と、のっちさん。

じゃあまずはみんながフリーランスになった理由から教えてください~とのことで、ひとりずつ発表していく。

 

「わたしにとって大切なのは『旅をしながら仕事をする』っていう働き方を実現することだけだったから、それができるなら会社員でもよかったのね。でもそういう会社がなかったからフリーランスになった」

これはのっちさん。

  

「学生時代はデザイナーになりたくて専門学校行ってて、音楽が趣味だったからライブハウスに通ってたの。そのライブハウスを運営する会社にデザイナーとして就職した。当時は紙媒体の仕事がほとんどだったけど、ちょうどインターネットが盛り上がってきた時代で、ウェブデザインを学びたいと思って、東京に上京して学校通いながら元いた会社から業務委託でデザインの仕事受けてたら自然と依頼が増えてきて、なんか気づいたらフリーのデザイナーになってた(笑)」

沖縄出身のデザイナー・しおちゃん。 

 

「わたしは25歳までに10社くらい会社経験しててさ。もう誰かの下で働くのは飽きたし会社で身につけたいろんなスキル使ってチャレンジしてみたかったら、最初は起業を考えてたの。そしたらたまたま友人から『UIデザインの仕事を個人でお願いできないか』と依頼がきて、それがフリーのスタート。そのあとはカフェ開いたりフリーのディレクターしたり、一度また会社員に戻ったタイミングもあったけど『やっぱ違うな~』って思ってまたフリーランスで今いろいろやってる」

 フリーディレクター・今井さん

 

「フリーになるつもりなんか全然なかったよ。コーダーとして7年間会社員をして、結婚をきっかけに退職して夫の地元である新潟に引っ越した。コーダーの仕事が在宅で出来たからとりあえずフリーで業務委託受けてたけど、ひとりでコーダーの仕事するの楽しくなくって。そしたらたまたま長野でライター募集してるの見つけて応募して、そこからフリーライターになった。ライターの仕事は楽しいよ」

フリーライターのルリ子さん。

 

 

4人に共通しているのは

フリーランスになりたくてなったわけじゃないよね」

だった。

 

 

からの

 

「じゃあ次、真崎さんは?」

 

 

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わたしだけが、フリーランスになりたくてなった。

 

というか、フリーランス以外の道が見えなかった。

フリーランスになると決めてから職種を考えた。

 

 

フリーランスになるのは結果で、まずは何をしたいか、何故したいかが大事。フリーランスになりたいってのは手段の目的化だよね”

 

うるせー。

こちとら2年で3社辞めてる会社不適合者なんだよ。

 

  

前職は子ども教育・不登校支援のお仕事。

一応弁解しておくと、仕事のやりがいはめちゃくちゃあったし上司も同僚も信頼していた。子どもの学習指導や相談にのることなんかは大好きで、退職したあともしばらくバイトとして細々と講師を続けた。

 

ただ

マルチタスクができずミスが多い

・それで日々注意を受けて凹む

・営業がほんとに嫌い

・定期開催のイベント集客でずっと胃が痛い

みたいな細々としたストレスが積み重なってどんどん思考と身体が重くなり、いつの日からか「気が付けば泣いている」みたいな状態になっていた。

 

 

2015年2月。受験指導が落ち着いた時期にふと「来年度も同じ働き方をし続けるのか」と考えたら恐怖を感じた。

 

もともと「会社に所属していないと自分でお金を稼いで生きていく自信がない」と思っていたけど、「お金を稼いで生きるための仕事で精神的にじわじわ死んだら本末転倒だ」と気付いたので退職を決めた。

 

 

嫌なことは身体が拒否してできない。

でも、できなければ会社や顧客に迷惑がかかる。

 

 

「じゃあ、もう会社員ムリじゃん」

 

 

会社員以外の働き方は、フリーランスしか知らない。

じゃあフリーランスになろう。

 

嫌なことはできないから好きなことを仕事にしよう。

好きなことは「書くこと」だからライターをしよう。

 

 

で、フリーライターになった。

 

 

 

 

「自分の好きなことをしていて気付いたらフリーになってた」なんてすげーカッケーなと思う。会社員がムリすぎて社会不適合なりの延命措置としてフリーを選んだわたしのクズさ際立つ。

 

でもだからこそ、出だしの理由なんぞマジでなんでもいいなとわたしは思う。

 

クズもゲスも手段の目的化だと諭された人もとりあえず一旦やればいい。「フリーってなんとなくカッコ良さそうだから」「会社に縛られず自由に生きてる臭がするから」みたいな理由でもとりあえず一旦やればいい。

 

やってみたいと思ったなら、一旦やればいい。

 

 

フリーになって最初の仕事の受け方は

 

・知り合いからの紹介や委託を受ける

・元いた会社から業務委託を受ける

・ホームページから募集案件を探す

 

わたし周辺のフリーランサーはこの3パターンが多いです。他にもあったらごめんなさい。

業界未経験だった当初のわたしはSNSと各所で「フリーライターになったのでお仕事くださいお仕事くださいお仕事ください」と喚き散らすところからスタートしました。いただく案件を最初はすべて受けつつ、スキル向上のために師匠をつけたり、自分を売り込むために交流会やハッカソンに出たりしました。実績が増えたら興味のあるメディアや企業に営業することもありました。ブログ経由でくるお仕事も多かったので作っておくといいかもしれません。

 

 

 

 

みたいな話をしても

 

フリーランスになりたいんですけど」と相談してくる方に1つも響かないことはわりとある。

 

 

 

 

フリーランスになりたいなら、なったらいい。

 

でも、フリーランスになりたい理由をしっかり深堀してみれば

 

「組織の人間関係で悩んでいる」

「仕事内容が合わない」

「とどのつまり会社辞めたい」

 

こういった悩みに帰結したりする。

 

その場合「フリーランスになること」は悩みを解決する手段のいち候補にはなるかもしれないけど、他にも選択肢はいろいろある。

 

 

はい、そんな結論です。

 

なおわたしはフリーランスで延命成功。

なってよかったビバロック

 

 

宮古島ライフも残すところあと2日。

雨天決行になってしまったマグロ漁の代わりに明日は釣りへと出かけます。 仕事どこ。

 

真崎 

 

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