学生時代は典型的なキラキラ学生。
「その人に合った職場に繋げることで人らしくキラキラ笑顔で生きられるお手伝いをしたい」と曇りない眼差しで理想を語りながら人材業界中心の就活を行い、その途中でたまたま塾に内定をもらったことから教育の世界に足を踏み入れることになる。
学習遅滞の子や家庭的に複雑な事情を抱える子と関わる中で彼らが心中に抱えているものや前向きに変化していく様子を見て「私のやっていく現場はここだ」と腹に決めて1度内定を辞退し就職浪人、2回目の就活の途中に1人で教育会社をやっていた社長に声をかけられて入社を決意。
その後も子ども支援の活動や大学生のキャリア支援、ひいては「夢を持つ人が繋がる夢塾」という非常にキラキラしたセミナーの運営スタッフも2年続け、多くの人に夢と希望と目標を語って学生の中での存在感を増し、多くの人に「夢はなに目標はなにあなたの理想の生き方はなに?」と問い続けてはキラキラのお手伝いを行ってきた。
そんな私も社会人3年目。
そろそろかなとは思っていた。
イベントで、登壇。
学生時代、あれほど輝いていたものね。
あれほど理想と希望とやる気に満ち溢れて教育の道に進んでいったものね。
このタイミングで1度くらいイベントにでも登壇して多くの若者たちになにかありがたいメッセージでも届けていてもおかしくはないよね。
なんのイベントか?
「圧倒的に結果を出す社会人はここが違う」
いやいや
いやいや
「イキイキした大人が語る夢の叶え方☆」
いやいや
そんなちっちゃい話じゃないってば。
もっとキラキラ感MAXの、こちらがテーマ。
「理想と比較したら死にたくなるから比較しない」
ということで、こちらのイベントでお話します。
開催が明日なので手遅れ感が絶賛漏れ出している記事になりそうなのですが、こんな機会もなかなかないと思うのでメモリアル予告記事がてら書きます。
もし良ければ
・なんか毎日もやもやする
・今の仕事や環境がしんどい
・こんなはずじゃなかったと思っている
・人間関係にぐったりしている
・そんな自分が嫌い
・facebookを見るとなんか疲弊する
・キラキラ系非表示
・イキイキ系非表示
・デスノートがほしい
みたいな方はイベントに来てほしいなと思っているので読んでいただけると嬉しいです。上記のうち8割方は社会人時代の真崎です。
あ、明日19時半からです。
場所は神保町です。
終わってから軽くお酒もあります。
今回イベントを主催する団体「plus-handicap」で6月からライター兼インターンとしてお世話になっています。
「plus-handicap」は「生きづらさ」に焦点を当てたwebマガジン。こちらの編集長の佐々木一成さんは義足ユーザーの身体障害者で、「plus-handicap」も当初は障害者関連の記事が8割のメディアだったそうです。そこから今は「「生きづらさ」ってもっと広いよね」というところで、障害者関連以外でも、うつ、LGBT、病気、アトピー、犯罪被害者、不登校など幅広いジャンルの「生きづらさ」を取り扱うようになっています。
今回のイベントを企画する際「そもそも「生きづらさ」はなぜ生じるのか」という話をした結果、私の中で浮かんだ1つの解が「比較」でした。
他者との比較
世間との比較
固定概念との比較
理想の自分との比較
など
例えば、不登校は「学校に行っていない状態」を指すこととして ※文科省の定義はもっと具体的ですがここでは分かりやすく
「学校に行っていない状態」はただの事実なのですが、そこで「周りの人はみんな行くのに」と他者と比較した時しんどくなります。「普通は学校に行くのに」と固定概念と比較した時しんどくなります。「学校で楽しく過ごす自分でいたいのに」と理想の自分と比較した時しんどくなります。そう私は考えています。
そんな考えをお話して、今回のイベントは「比較」がテーマになりました。
登壇者はこんな感じです。
黒沢一樹さん
テーマ『他人と比較したら生きていけないから比較しない』
NPO法人若者就職支援協会代表理事。中卒、名字が4回変わる、DV、いじめ、謎の半身麻痺、会社から保険金かけられる、50回以上の転職、2回の起業と廃業。端から見れば多数の「最悪」を経験しているがご本人から「不幸臭」は一切せず、その「最悪」な経験を逆手にとって『最高じゃなくても最悪じゃなければとりあえずOK』という思考を基に若者の就職支援や高校生のキャリア支援に関わっている。
最近こちらの本を出版。
佐々木一成さん
テーマ『「生きづらさ」の観点から見た比較することの危うさ』
plus-handicap編集長。生まれつき両足と右手が不自由で義足を履かれている。それ以外は健常者と全く同じ生活環境で育った。「障害者にリア充感がない」と話されているのをよく聞く。合コンに行ってもテレビのアイドルを見ても障害者の姿はないことや、障害者の「恋愛」や「性」の話のタブー感などにもよく言及されている。今後真崎に恋愛や性の悩みが生じたら佐々木さんに相談予定。
真崎
テーマ『理想と比較したら死にたくなるから比較しない』
典型的キラキラ学生だった大学時代を卒業後、新卒入社した会社を2か月でクビになり、その後2年間で2度の転職と3度の退職を経験。自らに組織不適合疑惑を抱き、描いていた様々な理想や「子どものために」「人のために」という崇高な思想を一旦捨てて「文章書くのが好きだから」というそれ1点の動機でフリーランスのライターに転身。
この3人がそれぞれ「比較」をテーマにお話したりトークセッションしたり来場者の方と絡んだりする感じです。
ここからは余談なんですけど
そしてイベント主旨にすごい反するんですけど
「私、「比較しない」とか絶対無理やわ」
ってなってます。改めて。
基本的に他人との比較と自分の中の衝動をもとに意思決定をしてきた人間であり、正直それは現在進行で、なんなら明日に関しても「黒沢さんと佐々木さんと一緒とか、実績もトークの上手さも人望も全然違うしもはや私お呼びじゃない消えたい」みたいな状態になっていて、今も週1くらいで「わりと死にたい」みたいな気持ちに襲われていたります。
だからこそ「比較なんてしなくていい!自分の人生を生きようよ!」みたいなメッセージもそのための方法論もたぶん一切語れない気がしています。
でもだからこそ、同様のメッセージに対して「一抹のうんざり感」を覚えている方がいたら、相性の良い話ができるかもしれないです。
とりあえず、そんな感じです。
もしご興味がある方がいたら、是非いらして下さい。
終わった後一緒に上手い酒でも飲みましょう。
宜しくお願いいたします。
真崎
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