「組織不適合につき会社に入らずフリーランスで頑張ろう」と決めてから5か月、会社勤めが始まりました
待って。
まずは、話聞こう。
2015年4月:退職してフリーランスに
ブログを読んで下さっている方はご存知かもしれないが、改めてご説明すると
真崎の社会人生活
1社目:2か月でクビ
2社目:2か月で病んで退職
3社目:1年半で退職
2年間で2社退職の1社クビという実績で職歴欄を華麗に彩り「私もしかしたら組織不適合かも」疑惑が浮上したため転職活動をせずにフリーランスのライターになった。
衝動と勢いと組織不適合の反骨心でフリーになったものの、どうやって仕事をしてどうやってお金を稼げばいいかよく分からなかったので、「朝キャバ」というディープな業界で早朝からバイトしながら「お願いしますとりあえず私なんでも書きますんでどなたか仕事紹介して下さい但し記事単価500円を毎月100本とかは勘弁して下さい私のちっぽけなプライドと尊厳と財政事情にかけて!!」みたいな発信をしていて、気付いたら6つの媒体であくせく記事を書く日々が始まっていた。
6月:朝キャバが収入の柱になっていた
さすが水商売。
稼げる。
お客さんに中指突き立てられても「おいブスこらブスこっち見んなクソブス」と暴言吐かれてもめげずにニコニコお酒を飲み続けコビコビお客さんに絡んでいたら意外とボーナス高くついたりして辞められない。
当初あれほど「恋愛経験0の真崎が水商売なんて」と周りに心配されていたのだけど開始2か月後にはお客さん達が「処女に乾杯!!」とボトルを入れてくれるところまで漕ぎ付けた。
その一方。
私、本業ライター。
なのに。
黒霧島1時間で1本空けて12時に家に帰ってきて気付けば20時で自己嫌悪と酔いで吐くみたいな日を筆頭に「まあでも収入的には大丈夫やしな」とどこかで朝キャババイトに甘んじて、丸2日取材も行かなければ記事も書かないような日もあったり。
元々私は「自律」というものが非常に苦手で、隙間があれば成長努力より全力でのんびりしたいタイプ。特に出だしは自分でその隙間を埋めるための行動をしなければならない「フリーランス」という立場で、たった2か月で完全失速。「隙間万歳」とのびのび生活した。体重は増えた。
7月:「これはやばい」と気付く
あろうことか「デート」に関する記事をオシャレなスタバで書いている事態なのだけど、よそ様からのご意見を高めのテンションでまとめながら「しかし生理的に厳しい場合を除く」という注意書きをすべての項目の最後に付け加えては消してる。
— 真崎@ライター (@masaki_desuyo_) 2015, 7月 27
「私このままじゃあかんやつや」と焦りだした。
日々お客さんと鏡月を煽りながら焦っていた。
ライターとして頑張りたい気持ちはあれど、その気持ちひとつで日々の行動を律することは今の私には無理。
早々にそのジャッジをつけた私は「内勤でライターができる企業」を探すことにした。
出社日と出社時間が決まっていたら行くしかないし書くしかない。mustな環境で今はとにかく書いて書いて書きまくろうと決めて、巷でうわさの「Wantedly」という媒体を使ってライター求人を探しをスタート。
ライター求人は、ほとんどが「外注委託」。
これが、内勤ライターをやりたかったもう1つの理由。
私は、一緒に働く人の顔が見たくなっていた。
そして人と一緒になにかをつくりたくなっていた。
メールだけのやり取りではなく、与えられた仕事をただ受けるのではなく、サイトのコンセプト・記事のターゲット・内容・広め方まで、顔の見える相手といっしょに話しながらつくっていきたいと思っていた。
外注契約で普段会わない人と、たまに会って仕事の話をしたりお酒を飲んだりしていると、相手のことが好きになる。相手のことが好きになると、不思議と仕事の意欲が高まって「よっしゃ頑張ろう」となる。
そんな自分の感覚に気付いたので、私はきっといっしょに仕事する人と顔を合わせていたいのだと思った。
3社訪問。
2社選考を受けた。
「wantedly」おすすめ。
ボタン1つで人事や部門担当者の方とお話できる時間をいただけた。
1社は「編集者のみ」の募集。
編集の仕事も興味があったのだけど、その企業では「編集業務に従事してほしいので編集で採用したらライティング業務は任せない」ということだった。
その時に「ああ、やっぱり私書きたいんだ」と思った。
お互いニーズが違ったので、気持ち良くお別れした。
2社目では、選考として2つ記事を書いた。
その結果「内勤ではなく外注委託なら採用」となった。
「それじゃあ今までと変わらないんです…!」と涙をのんでお礼と辞退とお詫びのご連絡をした。
3社目。
結論から言うと、こちらに勤めている。
最初は何気なく応募しただけだったのだけど、2度の面談で「ああもう絶対御社ですわ御社しかないですわ御社好き御社あぁ」みたいな気持ちになった。
「編集者とライター、チームで直にコミュニケーションを取りながら書く記事の方が絶対クオリティが高くなる」
「その記事の価値は「それを読んだ人が実際に行動を起こしたか」でしか図らないから、書いて満足バズで満足という話ではない」
「こちらからこういう記事を書いてと依頼するのではなく、記事の企画から一緒にやりたい」
2人の方との面談の中で出てきたそれらの言葉に内なる真崎が大賛同。そして2度目の面談の際に正式にご採用いただくことになりました。
お母さん。お父さん。
— 真崎 @沖縄🌴 (@masaki_desuyo_) 2015年7月29日
私、今度こそ朝キャバ辞めるよ。
8月:ということで、会社勤め生活スタート
※アルバイトです
まさか自分が『渋谷のITベンチャー』という耳がもげそうなほど意識高い響きの場所に所属する日が来るとは思わなかった。
けど、あの時「内勤ライターしよ」と判断して心底正解。こころから「会社に行くのが楽しみ」と思える自分がいたことに日々衝撃を受けている。
就活サイトで、コラムやイベント記事、企業PRの記事を書いているのだけど、エンジニアの方がたくさんいる会社で今まで聞いたことのないようなジャンルの案件も飛んでくるので、つまづくこともたくさん。プログラミングとかハッカソンとかAPIとか新種すぎて。
「25年間彼氏いないんですけどこれAPI使って解決できるって本当ですか?」
— 真崎 @沖縄🌴 (@masaki_desuyo_) 2015年8月13日
パンクした結果こうなったりもした。
でも、隣に相談できる存在がいるというのは本当にありがたいもので、「書く」において大先輩となる編集長に日々いろいろご指導いただいている。フリーでひとりだけでやっていたらなかったこと。
子ども教育関わってた時、こと生徒と関わる時に意識していたのは「あなた」ではなく「私」を主語に話すことだった。いわゆる「I message」。
— 真崎 @沖縄🌴 (@masaki_desuyo_) 2015年8月25日
PRにおいて「私」はむしろNGワード。日々修行なり。
本日は提出した記事を見たハイスペック編集長パイセンに「真崎の文章は漢字が多くて固い。どう見せるかで漢字・カタカナ・ひらがな使いのバランス調整するのはウェッブライターなら当然というか「そんなんでお金もらおうとしてんの?」レベル」というお達しを受けて戦々恐々としたday。
— 真崎 @沖縄🌴 (@masaki_desuyo_) 2015年8月26日
今までわりと「なんとなく」で書いていた部分があったけど、分解するといろいろ重症だった。泣きたい。しかし気付けて良かった。真崎@裸の王様フラグだった。
という感じです
今は、平日はほぼ会社に出勤しつつ、今まで外注契約していた仕事も引き続きやっている状態。自分がライターとしてどの方向に走っていくのかはまだまだ模索中。キャバクラには戻らない。
そして、退勤後にブログを書くリズムをつけていく所存。
読者の方&編集長から「真崎ブログの見づらさたるや」とご指摘いただいたので、そろそろなにかしら改造していきます。
引き続き、宜しくお願い致します。
真崎
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