真崎です

沖縄にいます

「まだ26歳」「もう26歳」

 

「I'm not a girl, not yet a woman」

/ Britney Spears

 

 

「私は少女じゃない、でもまだ大人じゃない」とはよく言ったもので、18歳だか19歳だったかの私はそのタイトルに大共感しながら毎日この曲を聴いていた。友人との喧嘩、組織での対立、リーダーの孤立感、失恋、母親との衝突、将来への不安。ちょっぴりセンチな気分になっては静かな地元の街を散歩しながらこの曲を聴いて泣いた。

「私は少女じゃない、でもまだ大人じゃない」

なんて。

 

そんな美しい思春期の日々とどこかみずみずしかったあの頃の自分を6年だか7年だか前に置き去りにして、先月私は26歳になりました。not yet a woman なんて憂うもんならもはやただの現実逃避。

 

いやー26。

きたかー26。

 

 

 

え、26?

 

 

うそ、26?

まじで、26?

 

気のせいじゃない?

それなんかの間違いじゃない?

ダニエル・ラドクリフと間違ってない?

 

26という響きに自分自身が動揺している。かつての私が想像していた26歳の図と現在の私があまりにも剥離しすぎて実感が一切湧かない。26歳ってもっと大人っぽくて格好良くて凛として颯爽として飄々としてカツカツしているイメージで。なんなら10年前に描いた私の未来予想図ではすでに2児の母の予定だったんだけど、あれは「カ・ン・チ・ガ・イ」のサイン?

 

 

26歳。

改めて考えてみる。

 

出演依頼をいただきテレビに出たけどアゴしか映らなかったあの出来事は記憶に新しく、結局収録中ひとことも発さず菩薩のようにニコニコしていた私。そのとき交わされていた激論の中で印象的だったやり取りがある。

 

私と同年代の美人社長さんが出ていて、その人が仕事を辞めた理由を語った。どうやら「先輩社員のオバサンたちが痛々しくて「こんなオバサンになりたくない」と思ったから」という退職理由らしい。50歳手前のベテランアナウンサーを前にまったく引かずに「オバサンの痛々しさ」を語るその女性。美人。ベテランアナの完璧な笑顔が怖すぎる。

 

しかし、そこはさすがベテランアナ。

 

素晴らしい切り返し。

その美人社長の近くに座っていた16歳の天然おばかキャラ芸能人Nちゃんに話をふる。

 

アナ「でもNちゃんにとっては、あなたもオバサンじゃない?ねえNちゃん?」

N  「うん」

 

社長「…」

真崎「…(流れ弾を被弾)」

 

 

想像もしていなかった。

16歳の子にとっては、26歳もオバサンなのか。

 

前職まで小~高校生と関わることが多く、生徒からは基本的にあまり「人生の先輩たるお姉様」みたいには見られず同じようなノリとテンションで話すことが多かったから油断していた。実年齢に関わらず「私若い」ってちょっと思ってた。

 

まじか。

突き付けられた26歳の現実1つ目。

 

 

2つ目。

 

この前大学時代の友人とお酒を飲んだのだけど、その人はもう社会人4年目。昇級して部下もいるらしい。そうか。確かに私の同級生の多くが2012年に大学を卒業して就職したので、真面目に仕事を続けていればもう4年目になるのか。

 

かたや私。

ピカピカの大学5年生に進級したため同級生より社会人のスタートは1年遅い。社会人になってから3社に「新人」として入社して昇級も部下がつくこともなくキャリアが浅いうちに辞めている。そして現在、ライター界でもバイト先の会社でもまた「新人」からのスタート。その結果「新人歴3年半」という不思議な経歴を手に入れた。

 

私の中で「新人」と「26歳」が結びつかない。

気持ち23歳で自分の年齢が止まっているような気がしていたのは、そんな原因もあるのかもしれない。

 

 

が。

 

ライターの仕事を始めてから幾日か経った頃、ドカンとご叱責をいただいたことがある。その時の言葉を思い出す。

 

「あなた、25歳でしょ?」

 

 

その言葉は凄まじい焦燥感を駆り立てた。

勝手に「新人」の看板掲げて「皆さま私は新人ですでその辺りどうかご理解よろしくお願いします」と自己防衛に走ろうとしていた自分の存在に気付く。

それは、私とて本意ではない。

 

そのときは25歳。

そこからさらに年を重ねて、現在は26歳。

 

その年齢が「社会人」の枠の中でどのような評価を受けるのか突きつけられた。「社会人である以上年齢なんて関係なく誰もが自覚と責任感を持て」なんぞと言われましたら話はそこまでだがしかし、それでも「年齢や若さを理由に甘い顔をしてもらえる確率」は年々低下している、そんな感覚は正直ある。

 

 

一方。

 

同じ年のフリーランスで芸術分野の活動をしている友人がいてつい最近話した。お互いの仕事での話、悩んでいること、凹んでいること、それでも応援してくれたり個人的に仕事を依頼してくれたり時には仕事の関係内外に関わらず本気で叱って育てようとしてくれる人達がいるのは、本当にありがたいねということ。

 

そして、その後、お互い続けた。

 

「「これ、30歳になったらそうはいかんよな」」

 

 

実際30歳がどんなものか分からないし、30歳の方々に対して喧嘩売っているわけではない。要約すれば「26歳の私たちは正直まだ「若さ」という恩恵を受けている」とお互いが感じていたということだ。ただそれも「ギリギリ」であり、当然今も未来もその恩恵に甘えているわけにはいかないと私も彼女も激しい焦燥感を覚えている。

 

 

「まだ26歳じゃない」

「もう26歳でしょ?」

 

お互い、両方、言われたことがある。

 

 

この年齢だとこう、という絶対的な評価はない。

それは大前提。

 

 

それでも、頭の中に、ぐるぐると響き渡る。

 

 

「まだ26歳」

 

「もう26歳」

 

 

そんな、26歳。

 

 

 

ちなみに。

26歳になったときに「うおーアラサー」と叫んでみたら「え、26歳だったらまだアラサーではなくない?」と言われた。

 

四捨五入して30歳ならアラサー

ではないのね。

 

26歳になって最初に知ったトリビア(死語)でした。

 

真崎

 

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いじられすぎてつらいあなたと、いじられキャラをいじりすぎるあなたへ

 

 

大学2年生のとき一時的にあだ名が「アスベスト」になった時期がありました。理由は未だに不明です。

 

 

中1から大学4年生までいじられキャラでした。わりと凄まじいタイプのいじられキャラでした。

 

 

(「いじられキャラ」を自称する行為は「天然キャラ」「自由人」を自称する方々に対して向けられる種類のものと同様の痛々しい視線を向けられるリスクがあるのですが、先輩方の宴会芸のオチに都度真崎が使われたり、男性のバレーのスパイクを顔面に受けて倒れても心配されずに爆笑され続けたり、「生産性のない巨乳」というレッテルを貼られたり、先輩後輩同学年問わず好き勝手に扱われて笑いものにされてきた経験を「いじられキャラ」なんて可愛い肩書きに変換するくらい良いよねという自己擁護をはさみます)

 

 

数々の暴言、軽い暴力、飲み会では常にかませ犬扱い、全然面白くない無茶ぶりやボケを一抹の期待と共に投げつけられて一生懸命さばいてツッコミを返すも「はい滑った真崎滑りましたよ」と。

もうな、バリ疲れる。 

 

 

いじられキャラゆえ良い思いをしたこともありました。

 

普段の活動やイベントの中でもなんだかんだでわりと重宝されたり、遊びや飲み会に誘ってもらえる機会も多かったり。私なりにいじられキャラの恩恵を授かっていたと思います。

 

 

ただ、一方でよく傷ついていました。

 

いじりに対してその都度つっこんだり笑いに変えたりしていたら、いじる側も面白くなってエスカレートとかしてくるわけです。

 

飲み会で真崎が前になった後輩男子が「ええー真崎が前とかしけるわー〇〇(かわいい子)と変えろよー」とか言うので、まあとりあえずなんか返すとその彼「ちょっと誰か真崎引き取ってー交代してー」なんて叫んだりして、すると回りもわらわらと「おいこっちに寄こすなよー」「どんまいー」とか面白がって重ねてきたりして

 

笑って笑って、帰りに泣いていました。

わりと繊細。

 

 

経験則を踏まえた仮説ですが「いじられキャラの人って結構繊細なんじゃないか」と思っています。

 

「周りの空気や顔色を気にして楽しい雰囲気を壊さないよう振る舞うことにエネルギーを割くけれど出せない本音の部分で実は結構傷ついている」みたいな。

 

「自分がされて嫌なことは人にしてはいけません」

「自分が言われて嫌なことは人に言ってはいけません」

と、小学校低学年の道徳でも習うようなモラルが、対いじられキャラになると薄まってしまい、相手を傷つけていることに気付きにくくなってしまう感じがします。

 

 

 

「結構傷ついているいじられキャラ」が、それぞれのコミュニティの中に一定数存在するのではないかと思っているわけです。

 

 

アメブロを使っていた時代にも一度「いじられキャラの本音」というトピックで記事を書いたところ、それを読んだ知らない方から「読んで涙が出ました。そうなんですつらいんです」とメッセージが来たりしました。

 

 

当時のブログの検索流入キーワードは

 

いじられキャラ

いじられキャラ つらい」

いじられキャラ 苦しい」

いじられキャラ いやだ」

いじられキャラ 死にたい」

「いじられないために」

「いじられすぎてうざい」

 

いじられキャラ関係がほとんどでした。

どれもいじられキャラの苦悩を表す言葉でした。

 

 

 

これは、いかんなと。

 

かつてのアスベストは思うわけです。

 

 

「愛と憎しみ」「バカと天才」と肩を並べるレベルで「いじりといじめ」はわりと紙一重だと思っています。いじる側いじられる側それぞれ気を付けないとマジで危ないことも絶対あります。重松清の短編『青い鳥』で、いじられキャラの野口君はクラスメイトからの無理難題に必ず応えて毎日笑って笑って笑って笑ってある日首を吊りました。フィクションですがどこかでノンフィクションになるかもしれません。

 

以前のブログでは「いじる側」のみに物申す形で記事を書きましたが、あれから私自身考え方がいろいろアップデートされまして、「いじられる側」にもお伝えできることがあると思ったので、今回の記事を書くことにしました。

 

 

 

前ふりはここまでにして(1795字)

 

本題は以下の通りです。

 

 

1. いじりすぎる方向け

「いじりといじめの境界を見分ける方法」

 

2. いじられすぎてつらい方向け

「過度のいじりから身を守る方法」 

 

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1. いじりすぎる方向け

「いじりといじめの境界を見分ける方法」

 

 

私が思ういじりといじめの境界は

「相手が本気で嫌がっているかどうか」

という前提でお伝えします。

 

いじられキャラはその場の空気を壊さないよう巧みに本音を隠すことも多々あると思うので、たとえ相手が傷ついても下記の状態を絶対見せるかは別ですが、参考までに。

 

少なくとも「この状態になったら一旦いじりを停止した方が良い」ということを覚えておいてもらえると幸いです。以下は私が思う「もう無理」のサインです。

 

 

〇急に黙る

 

私もよく使います。

かつての親友もよく使ってしました。

 

もうこころの中でコップの水が溢れかけて表面張力ギンギンの状態になった場合、いじりに対してなにか言葉やリアクションを返すと「こぼれ出す」ので、そうならないよう黙ります。

 

だから、黙ったら「あれ?ちょっとやばい?」と思ってもらって大丈夫だと思います。たとえ相手が少し時間をおいて「なんつってー」とか言って笑っても重ねていじっちゃ駄目です。

 

 

〇泣く

 

完全に限界です。

私も人生で数回だけあります。

 

「なんで私こんなに言われて笑っているんだろう」と自分でもよく分からない自問が始まり、次第に切なくなり、最後に涙が出ることがありました。

 

「うわなに泣いてんねんないわー」なんて言っちゃう人がいようもんならチャゲ&飛鳥&真崎で今から一緒に殴りに行きます。

 

泣くのは限界です。

相手が頑張って笑おうとして完全に意味不明な泣き笑いになったりすることもありますが、いじる側は動揺せずに優しくしてあげて下さい。なんならちょっと謝って下さい。

 

 

〇「ほんとに」と言ってる

 

「ほんとにやめて」

「ほんとに無理」

「ほんとにあかん」

 

これは、高確率でほんとのやつです。

「相手が本気で嫌がっていること」です。

続けたらいじめになる可能性大なので、その辺でやめておいた方がお互いのために良いやつです。

 

 

以上3点が、私の経験に基づく「それ以上いじっちゃダメ」のサインです。以前のブログを読んで下さった方は見たことある内容かもしれません。

 

もし他に「これもじゃない?」というサインをご存知の方がいたら教えてほしいです。このブログに追記する形で随時更新しようと思っています。

 

 

あとこれは余談で。

 

いじられキャラによく分からないふりやボケをかまして相手が必死に拾ったのに「はい滑った」「あれ面白くなくない?」なんて言っちゃう滑らせ屋さんに関して言えば面白くないのは満場一致であなたです。

 

 

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2. いじられすぎてつらい方向け

「過度のいじりから身を守る方法」

 

 

こちらはNEW!です。

 

というのも、いじりいじられの関係性が不健全な状態になった場合に、その解決を一方に委ねることに違和感があったからです。いじる側の良心と理解と行動変革に期待するしかない状態なんていじられる側も不毛だと思いました。

 

いじられすぎてつらい際は、ぜひお試し下さい。

 

 

〇「もう無理」の3点を駆使する

 

さっき書いたやつです。

黙って泣いて「ほんとに」って言うやつです。

感覚値ですがこれで6割方その場は収まります。

 

裏を返せば、収まらない場合もあります。

いじる側も楽しくてナチュラルハイになっている状態だと手に負えなくなったりするので。これは経験談です。

 

 

〇味方をつくる

 

そのコミュニティの中で信頼できそうな人に「いじられすぎてつらい」という旨を伝えておくことをおすすめします。

 

実は、いじられている側の精神状態を心配してくれている人がいたりします。あるいはこちらがカミングアウトすると「そうだったの!?」と驚いて以後気にかけてくれるような人もいます。

 

そういう人が、過度のいじりを「はいはいストップー」とか言いながら止めてくれる時があります。あるいは後で「さっきの大丈夫だった?」とフォローの声かけをしてくれる時もあります。

 

その場にひとりでも「自分の気持ちを分かってくれているであろう味方」がいると思えるだけで、こころはずいぶん軽くなったりします。

 

味方がいるのは心強いです。

なので、これはおすすめです。

 

 

〇コミュニティを抜ける

 

ちょっと極端な方法です。

だけど有効だと思います。

(これがクラスや会社だと難しいですが)

 

大学4年生まではどのコミュニティにおいても基本的にいじられキャラだったのですが、その中でも「このコミュニティでのいじりはまじでキツイ」と感じる組織が2つありました。

 

どちらの組織も私は好きで、活動も楽しく本気で頑張っていました。当時は「いじりがつらいから抜けよう」という思考にはなっていなかったです。

 

結果、1つはずっと続け、1つは早々に辞めました。

 

2つとも辞めた時点から、いじられすぎてつらくて泣いたり病んだりすることがなくなりました。

 

いじられキャラ 死にたい」で検索するぐらいの精神状態なら、ぜひ「そのコミュニティを抜ける」という選択肢があることを知っていてほしいです。組織を抜けるときの精神的負荷は大きいから怖いかもしれないですが、抜けた瞬間の爽快感があるのも事実でした。私の場合ですが。

 

 

 

 

という感じです。

 

 

私自身、先ほども書いた通り「ある程度のいじりはおいしい」と思っている人間なので、いじることそのものを止めてほしいなんて微塵も思ってないです。

 

「いじられるうちが花」なんて大学時代の先輩方が私をいじる際の常套句にしていた言葉がありますが、間違いではないなと今でも思います。

 

 

ただただ、「いじりすぎないで」という話です。

 

 

いじられる側は「溜め込みすぎないで」という話です。

 

健全ないじりいじられ関係でいきましょうって話です。

 

 

余談です。

関西人にボケやツッコミ、笑いを期待してやたら「関西人だろ~」などといじってくる関東人の方へ。

 

関西は吉本新喜劇がいつも日常の中に存在してノリとツッコミとオチが「笑い」のためではなくあくまで「文化」として馴染んでいるだけの話なので、「関西人が面白い」なんてのは都市伝説です。良ければ覚えておいて下さい。

 

真崎 

 

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「書くこと」「発信すること」はひとの人生を簡単に破壊できるという話 -大炎上を経験した看護師ライター依里楓さんと飲みました-

 

https://twitter.com/kaede020/status/643786607850426368

 

 

看護師ライターの依里楓さんが、飲みましょうですって。

 

 

自分が好きな人から「自分も好きでした」なんて絵に描いたような相思相愛。これ高校生くらいの時にやっときたかった。取り戻したい青春の日々。

 

そしてそのお相手からこのあと速攻で「この日とこの日が空いています」と具体的日時を添えたデートのお誘い。生きてて良かった。恥ずかし気もなく赤裸々ブログ書いてて良かった。

 

※ちなみに「黒沢一樹さん」という方は、私たちの共通の知り合いであり、「NPO法人 若者就職支援協会」の理事長をされている方。呼び捨てだったので「ずいぶん親密なんだな」と思ったけど、単純に「さん」を忘れたらしい。

 

 

そんなわけで、楓さんと飲んできた。

 

 

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ディープな街、新宿ゴールデン街で。

 

彼女行きつけのバーを2件はしごした。最後の方はわりとべろべろになってイケメン外国人観光客2名に英語で悪がらみしていた記憶しかないので割愛する。

 

 

 

******************

 

大きなコンプレックスを抱えた自分に自信のない状態で、得意分野に特化するかあるいは年功序列で社会的地位が上がってしまうと、「知らないことがある自分が許せない」状態になって他人に被害を出してしまうのだそうです。日々戦々恐々じゃないか。そういった大人にならないよう頑張ります。

 

ー プロセスレコード「コンプレックスの隠し方」より

 

 

実は、楓さんと会うのは3回目。

 

前職時代に2度お逢いし、それぞれ本当に短い時間ではあるが言葉を交わし、お互いの存在は知っていた状態。

 

現在は(閉鎖的イメージのある「病院」という)組織に属されている方なのであまり詳しくは書かないが、学生時代から学生団体や女性支援、そしてライター活動に精を出されていた彼女は、ネット界隈や看護系学生界隈ではちょっとした有名人だった。ちなみに美人である。

 

 

現在は看護師。

「月に約13人亡くなる現場にいます」とのこと。

 

 

そんな彼女と面と向かい、ハイペースでお酒を煽りながらお話していると、まあお互いの共通事項である「ライター」の話になってくる。

 

話題は「炎上」について。

 

 

大炎上から4日(厳密には5日)、分単位でTwitterに届いていた誹謗中傷リプライがようやくほとんど消え去りました。クズやらキチガイやら殺したいやら何百件何千件と目にするとさすがに消耗しますね。

 

「一般的な意見ではない」ということだけで他人をここまで否定できる悪意の塊に巻き込まれて、インターネットの中は超重度の不安障害なんだなーなんて呑気に思いつつも、肯定的な意見を下さった方まで攻撃的な言葉に巻き込まれてしまったことが何より腹立だしくて、友人たちに心配をかけてしまったことがものすごく申し訳ないです。

支えて下さる方々のおかげで精神的に崩壊せずに済みました。

 

ー 本人のSNS投稿より(一部省略)

 

 

「なぜかよく炎上するんですよね」

飄々と話す彼女。

 

確かに彼女が書くとよくバズりよく燃える。

 

PVも跳ね上がるだろうが精神的ダメージも計り知れないのではと、サーバーが落ちるほどの大炎上を経験したことがない私は想像して震える。しかし「慣れた」と語る彼女。炎上騒ぎで培った圧倒的レジリエンスに感服。

 

「あ、でもあの時はちょっと死にたかったですけどね」

そうですよね。

 

 

女性、性、親子、家族。

 

彼女の取り扱うテーマは、おそらく燃えやすい。

それだけデリケートな話題だから。

 

さらに彼女は飄々と少数派意見を提示し、多数派や世の中の風潮に対する違和感を臆さず表現する。よくある「自分の正しさを主張するために他者を否定する」という自己顕示欲丸出しの気持ち悪い文章ではなく、あくまで冷静で淡々とした語調で書くので、逆に人を激昂させるのかもしれない。

 

女子大生

キャバ嬢

ぽっと出のライター(と本人が仰っていた)

など。

 

彼女の立場も叩きやすい材料になったのではと思うのだけど、でも本当に、本当によく燃えていた。

 

 

**************

 

 

 

 

 

「リスクを考えていないライターが多いです」

 

 

楓さんが発したこの言葉が、とても印象的だった。

  

リスク。つまり危険。

 

 

「書く」「発信する」

 

この行為が持つ、時に殺人級にもなる危険性を分かった上で文章を書いているライターが、彼女の感覚では「あまりいない」そうだ。

 

 

書くことで

発信することで

 

人の人生が、いとも簡単に壊れる。

 

 

それは、容易に起きうる事態。

 

飲酒運転をTwitterに投稿した男子学生がネットで吊し上げられて本名学校名経歴その他個人情報がすべて晒され、彼の日常生活がいとも簡単に崩壊した事例があるように。

 

  

彼女の場合、自分の人生が壊れかけた。

 

まず前述したように、ネットで悪意しかない言葉の数々に精神をやられた経験がある。個人的にこれ人によっては死んでると思う。本当に。

 

 

そして

 

「もしかしたら、最悪看護師になることができなくなったかもしれない出来事もありました」

 

ネットの世界にとどまらず、彼女に対する悪意は現実世界にもその手を伸ばしてきた。彼女の進路と未来に関わる事件。死にはしないが人生は大きく変わる。

 

 

  

自分だけではない。

 

人の人生を壊すこともある。

 

 

「例えば、私が書いた記事を読んで「自分が否定された」と思って死にたい気持ちになる人がいるかもしれない」

 

楓さんが仰っていた。

大げさではなくその通りだと思った。

 

 

例に挙がったのは、川崎市で起きた中学生殺人事件。テレビやネットでも話題になったあのニュースで、驚いたのは「被害者の母親が悪い」とシングルマザーの母親を責め立てる記事を某著名人が書いていたことだ。

 

個人的に、これは殺人レベル。

 

なぜ書いた?

そこに社会的意義は?

今書く意味は?

書いた先になにが起きるか最悪の想定はしたのか?

貴方の影響力を考えなかったのか?

 

非常に腹立だしかった記憶がある。

楓さんがその話題を持ち出したとき、その感情が鮮明に浮かんだぐらい。

 

 

川崎市の事例とは異なるのだけど

 

 

最近こう思うことがとても多かった。

この件になると感情的になってしまい、言葉が悪くなってしまって非常に恐縮。 

 

 

 

「見る側の自由」ということで、別に自分が見たくなければ見なければいい話。それはその通りだと思う。

 

 

が、それは「書き手」の言い分ではないのでは、と思っている。

 

「発信した先にある人々の顔を想像すること」を、言葉を発信する人は怠ってはいけないのでは。そんな感じ。

 

想像には限界があるし、すべての人の心情などきっと配慮はし切れない。世の中に100%正しいことなどほぼ存在しない、そんな中で自分の主張を発信した場合に、それに反対する人、不快な思いをする人、時には死にたくなる人が出てくることを「絶対避ける」のは無理だと思う。

 

 

無理だけど

でも考える必要はあるでしょう。

 

 

 

 「とても不快な気持ちになりました。あなたは精神的に追いつめられて子どもを病院を連れていった親の気持ちが分かりますか?」

 

「今でも病院に連れていって薬を飲ませる判断をしたことが正しいか不安になる。結果子どもは安定しているけど、この記事を読んでまた不安になってしまった。私は間違っているのか」

 

 

そのようなメッセージをもらったことがある。

 

私が過去に「不登校の子どもを精神科に連れていって薬を飲ませるのは正しい対処なのか」といった記事を書いたときのこと。

 

 

その主張自体が間違っていた云々ではなく、単純に「配慮が足りなかったこと」を猛省する出来事になった。

 

不登校に関わる当事者界隈の方たちは、ただでさえ精神的に不安を覚えている人が多かった。その人たち向けに書く記事で、私が「私の正義」をつらつら主張することになんの意味があったのかと思う。

 

 

 

 

「誰でもライターになれる時代ですもんね」

「ね」

 

ビールを飲みながら、楓さんが頼んだ「洋風シメサバ」をつつきながら、哀愁を漂わせる酒飲み女子2名。

 

 

自分の言葉をマスに発信することも、「ライターになること」も、とても簡単にできる社会になった。個人の持つ影響力が大きくなっている。

 

 

「私は楓さんのような強い影響力がほしいです」

私は言った。

 

「私も影響力はほしいですよ」

楓さんも続いた。

 

 

 

「でも、自分の影響力が大きくなるということは、それだけ自分や誰かの人生を壊す可能性も大きくなっていることを、発信者は理解しておかなければいけないと思います」

 

 

 

***************

 

 

今の病院に入職した時、「貴方達は看護師になったんだから、これからは人の命のために、休みの日も自分でお金を払ってでも学会へ行き、知識と経験を積み重ねるのです!」と偉い人が話していた時に真っ先に「いや出張扱いにしろよ」と心の中で突っ込んだのはきっと私だけでは無いはず。

 

ープロセスレコード「看護師になって2か月半、水商売に戻りたいと思う理由」より

 

 

 

「楓さん」

「はい」

 

「楓さんが以前のようにライター業界に戻ってきたら、楓さんの言葉やエピソード、影響力を求めるメディアで引く手あまたになるって思っています」

「いやいやそんな」

 

「そうなったら私絶対めっちゃ嫉妬します」

「笑」

 

 

「でも、楓さんみたいなライターさん、私はやっぱりすごい好きで、やっぱりたくさん書いてほしいしたくさん読みたいです。たぶんいつか戻ってきますよね。めちゃ待ってます」

 

「なんか、ありがとうございます笑」

 

※ちょっと困らせている

 

 

 

 

 

すでにお声がかって諸媒体で記事書かれていました。

さすが。妬ける。好き。

 

 

真崎

 

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恋のキューピットは笑い飯西田とおじいちゃん。遠距離恋愛の素敵カップルから結婚パーティレポートのご依頼です。

 

 

「しばらく前からハマって読んでいました。何か依頼ができそうなことがあればお願いしたいと思っています。結婚式とかお願いできそうなシーンってないですかね?」

 

 

ブログに仕事依頼用のお問い合わせフォームをつけたのが4月の末。そして5月上旬にこちらのお問い合わせメールが私の元に届いた。

 

初めての「真崎あてのお仕事依頼」に

ええええええと驚いて舞い上がる私。

 

やり取りしていて分かったのは、この方は特に「これをお願いしたい」という案件はお持ちでないらしいこと。近々結婚式と各地での結婚パーティを控えた中で、「真崎さんになにかを頼みたいので、真崎さんを活かせるアイデアを下さい」とのことで。

 

 

なんと嬉しい無茶ぶりー。

 

 

「ぜひなんでもやらせて下さい」と私も申し出てこの方とやり取りを進めた結果「結婚パーティレポート記事と当日使う貸し会場PR記事を「真崎ですよ」にアップする」というお仕事として請け負うことになった。

パーティは11月。

 

 

 

ということで

その本番前に。

 

 

先日無事に結婚式を挙行した

新郎の、どん

新婦の、ゆうちゃん

 

 

私と同年齢で、しあわせいっぱいのおふたりを勝手にご紹介する記事を書こうと思いますー。

 

※おふたりから諸々の許可は得ました

 

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初対面で確信「このおふたりええ人や」

 

ぜひ一度打ち合わせをしたいということで、5月下旬に銀座でおふたりと初顔合わせ。

 

銀座駅の改札で待っていると、離れたところにそれらしきカップルの姿。遠くからでも分かる仲睦まじさ。はじめまして真崎です。

 

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打ち合わせ前に食べていた「メロンカレー」という料理がとてもリアクションに困る味だったらしく、銀座の素敵カフェでお口直し。

 

どんさんは身長が高くていい声。

ゆうちゃんは美人で美人で美人。

 

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どんさんの笑顔は口角の上がり方がきれいすぎて思わず「逆に胡散くさいですね!」と言ってしまう私。「一歩間違えれば「笑うセールスマン」みたいですね!」という言葉はギリギリ飲み込んだ。

 

 

真崎ブログを先に知ったのはどんさんで、ゆうちゃんはどんさんから紹介されて読んで下さっていたとのこと。いろいろと感想を伝えてくれる。

 

 

なにかの記事がシェアされてきて、それを読んだときからもうずっと読んでるんですよ!

 

真崎さんのブログを読んでいると、なんかそこに出てくる人のこと好きになってしまうんですよね!

 

特に「姉」は、真崎さんがすごい感動して尊敬しているのが伝わってきて良かったです!

 

 

ええ人らや(単純)。

 

とても素敵であたたかい方たちだった。

 

 

この日の打ち合わせでは、私のお願いもあって「おふたりのこれまでの話」を聴かせていただいた。

 

相手のことをよく知った方が、相手に対して少しでも感情移入ができた方が、私の性格上きっといい仕事ができるだろうという思いがあったので。

 

 

 

おふたりの話があまりにも素敵且つ素敵。

 

これは記事にしたら絶対素敵だと確信したので、仕事とは別にこの話をブログに書かせていただきたいと申し出た。

 

以下、そんなおふたりの

出会いから結婚にいたるまでのエピソードです。

 

 

 

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笑い飯の西田が奈良県民だったので連絡先交換しました」

 

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ウェディングケーキがまさかの前方後円墳

 

 

ふたりの出会いは大学3年生。

お互い就活まっさかりの時期。

 

どんさんは奈良県民。

ゆうちゃんは宮城県民。

ふつうなら出会うはずのないふたりが出会ったのは、たまたま同じタイミングで就活のため東京に来ていたときのこと。

 

どんさんが東京駅を歩いていると、目の前にはなにやら道に迷った様子の女性が。どんさんはその女性に「大丈夫ですか?」と声をかけた。

 

そして、それがゆうちゃん。

 

 

東京駅を案内しつつお話するふたり。

そしてその際どんさんが奈良県民であることをゆうちゃんに伝えた。

 

 

 

「私、笑い飯の西田が大好きなんです」

 

ゆうちゃんがその日一番の興奮顔で私に伝えてくれた。

 

笑い飯」というのは、ダブルボケという新しい漫才スタイルを確立してM-1グランプリでも常連だった人気お笑いコンビ。西田はポニーテールとヒゲが特徴の男性。相方は哲夫。

 

 

笑い飯の「奈良県立歴史民族博物館」のネタ知っていますか?」

 

もちろん知っている。

2003年のM-1グランプリ、決勝ラウンドの予選で披露して爆発的な笑いを誘った、笑い飯のネタの中でも「伝説」と呼ばれている漫才である。

 

この年のM-1はビデオテープが擦り切れるほど見ており、笑い飯含め出演コンビのネタを暗唱できるレベルになっていた私。知らないわけがない。ゆうちゃんよ、なめてもらっちゃ困る。

 

興味がある方はこちらからどうぞ。

笑い飯奈良県立歴史民族博物館」』

 

www.youtube.com

 

※施設の正式名称は「奈良県立民族博物館」

 

その西田が奈良県出身ということで、「奈良県出身の人とつながったら「奈良県立民族博物館」に行けるかも」といった策略を思いついたらしく、ふたりはその場で連絡先を交換した。

 

「彼が奈良の人じゃなかったら、連絡先交換してなかったかもしれないですね」

 

西田、奈良で生まれてくれてありがとう。

どんさん、奈良で生まれて良かったね。

 

 

ふたりが出会った直後に起こった、東日本大震災

 

「彼女、大丈夫かな?」

そう思ったどんさんは、宮城県にいる彼女に連絡。

 

その連絡が返ってきたのは2週間後で、その際に初めて?電話をしたらしいのだけど特に盛り上がらず終わったとのこと。

 

「遠くに住んでいるともだち」

そのときのふたりは、まだそんな感じ。

 

 

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初デートは念願の「奈良県立民族博物館」

 

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ケーキ入刀後にお互いケーキ食べさせてあげる写真。なぜかスプーンではなく巨大スコップを使用している姿を見て思わず「これ万が一ゆうちゃん躓いたらどんさん死にますね」と真崎。

 

 

震災のため就活が大幅に後ろ倒しとなり、6月にまた就活で東京に出ていたゆうちゃん。

 

「東京行ったついでに、奈良行こうかなって」

 

その「ついでに」は無理があるわゆうちゃんよ。

宮城から東京経由で奈良て。

 

どんさんと連絡を取り合い、ゆうちゃん念願の「奈良県立民族博物館」にふたりで行くことに。どんさんのお兄さんの来る前に乗って、ドライブ初デート。

 

 

このデートの時点で、どんさんはもうゆうちゃんのことが好きになっていた。

 

「彼女の行動力とか、なんかそういうの諸々ですね。そのデートのときには惚れていました」

 

 

一方のゆうちゃん。

 

奈良県立民族博物館行けたし、もういいかなって笑」

 

脈なし。頑張れどんさん。

 

 

博物館デートのあと、ゆうちゃんが宮城に帰る前にふたりで京都に食事に行き、そこでどんさんは心を決めてゆうちゃんに告白。わりと熱く真剣にくどき落そうとしたとのこと。

 

しかし一方のゆうちゃんは  "家も遠いし、奈良でやりたいこともやったし(重要)、もうこれ以上はなあ……" という気持ち。

 

「考えとくね」

そう言って、その日はお別れしたふたり。

 

 

まあ、でも

残念ながら望みは薄そうな雰囲気。

 

 

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その3日後にまさかの「よろしくお願いします」

 

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披露宴の様子。この日の参加者は7割方どんさんの知り合いなのに皆どんさんさておき「ゆうちゃん美人」「ゆうちゃん綺麗」と花嫁褒めちぎり。そんな私も写真を見て「ゆうちゃん綺麗すぎます」とコメント。しかし不憫などんさんの姿に「赤タキシード似合いますね」を付け加えるホスピタリティ。

 

 

告白の結果はまさかのOK。

宮城に帰ってからいろいろ考えてみた末に、やっぱり付き合ってみようと思って3日後に「よろしくお願いします」と返事をしたそう。

 

 

「私、被災地でボランティアしていたんです」

 

OKした理由を聞くと、出てきたのは東日本大震災後の被災地ボランティアでのエピソード。

 

彼女はとても活動的でリーダーシップもとれるタイプ。そのボランティアの中でも活躍していて、TVに映ることもあったとのこと。

 

しかし、その責任やプレッシャーを一身に背負っていたり、そのボランティアの中で関わる人達に八つ当たりされたり、文句を言われたり。

 

大震災の影響で就活がストップしていたことで焦っていたこともあり、いろいろなものが重なって精神的に不安定になっていた時期があったらしい。

 

 

「その時に、彼に泣きながら電話したりしていました」

 

電話を通して、落ち込むゆうちゃんを励ますどんさん。

何度も電話をしてたくさん話をした結果、その当時は月の携帯代が7万円にもなったそう。

 

 

そして、春。

状況的に彼女がお花見に行けないと思ったどんさんは、わざわざ桜が綺麗で有名な京都の名所に足を運び、桜の写真を撮って彼女に送ったりした。

 

どんさん、素敵やん。

胡散くさそうとか言ってごめん。

 

 

そんな感じで連絡を取り合う中で、ゆうちゃんも「この人とは波長が合うなあ」と思うようになっていったらしい。

 

「自分がつらい時すごく応援してくれたんです」

 

そんなことを、どんさんからの告白後に思い出しながら、ゆうちゃんもと付き合う方向へと考えるようになり、最終的にOKを出した。

 

 

それが、2011年6月のこと。

 

 

 

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最初のプロポーズ 「それはない。やり直し」

 

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披露宴の余興。赤タキシードの馬はおそらくどんさん。黒タキシードがゆうちゃんではないことを全力で信じたい。それにしても赤タキシードの馬の目が凛々しい。

 

 

2014年5月。ゴールデンウィーク

 

どんさんの兄夫婦と三重の温泉に行ったおふたり。

その旅行が終わった後、男どんさん、決意。

 

ゆうちゃんに電話をかけて、こう伝えた。

 

 

「これからもずっと一緒にいたいと思ってる」

 

男どんさん、プロポーズの言葉。

 

 

 

そして、ゆうちゃんの返事は。

 

 

 

「え、あ、うん、ありがとう」

 

若干かみ合ってないテンション。

 

まずそれがプロポーズの言葉とは分からなったというゆうちゃんん。確かに曖昧といえば曖昧。そして極め付けは電話というシチュエーション。

 

ゆ「え、いまのなに?」

ど「や…プロポーズのつもり…」

ゆ「えー!!!電話で!?!?」

 

 

そして下された判決。

 

「やり直し」

 

これはしゃーない。

頑張れどんさん。

 

 

そしてその月の下旬。

仕事を休んで花束を注文して(サークルKで買った便箋に)手紙を書いて車で東京に向かったどんさん。

 

そして

 

「結婚しよう」

 

誰がどう聞いてもプロポーズ。

どんさんかっこいいよ。

 

 

ゆうちゃんの返事は、もちろんOK。

 

 

こうして、ふたりは正式に婚約しました。

 

(その2時間後にそのあまゆうちゃん両親へご挨拶)

 

 

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「彼女、飽きないんです」「彼、飽きないんです」

 

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誓いのキスの直前。見てるだけで胸に熱いモノがこみ上げる。

 

 

もう、このインタビューだけでお腹いっぱい。

とてもしあわせな気持ちになりました。

 

「ふたりはお互いのどういうところが好きですか?」

そんな質問をしたところ

 

 

「いや、もうゆうちゃんはね、すごいんですよ!!もうほんとに素敵でほんとに大好きです!!」

 

どんさんが今日イチのテンション。

分かった。もう伝わった。

まじですげー好きなの伝わったから落ち着こ。

 

「行動力もあって、人あたりも良くて、興味本位でキャバクラ行くぐらい好奇心旺盛で、なにかを吸収しようっていう意欲がすごいんです」

 

「あとは、「読めない」んです笑」

 

「こういうことしたらこういうリアクションが返ってくるってある程度は読めるんですけど、彼女の場合期待したリアクションと全然違うものが返ってくるんですよ

 

「だから、喜ばせたい時にも「どうしたら喜んでくれるか」とか、なんでも「どうしよう」ってすごく考えさせてくれるんですよね。もう全然飽きないです!!」

 

 

 

「彼も飽きないんですよ!!」

 

負けじとゆうちゃん。クールな話しぶりだったけど、このときの口調は笑い飯西田の時ばりに)パッションがこもっていた。

 

「次から次へと新しい人とか場所に出会わせてくれるんです。デートの時は大体彼の知り合いが一緒にいたり笑。だから全然飽きないですし、いつもなにが起きるか楽しみです」

 

 

「それに私たち、食べ物の価値観が一緒なんです」

 

「朝は茶がけ、昼はそば、夜はいらない、とか」

 

「だから食事の面は全然気を遣わなくて良いんです。私たちふたりとも食べ物を消化するエネルギーを違うところに使いたいタイプなんです。食べるより飲み歩く方が好きです。この価値観が一緒なのは超でかいです!!」

 

 

なんなんこのふたり。

素敵か。

 

見方によってはただののろけ合い。

でもその姿は見ていて本当に素敵で、エピソードを聞いていても、お互いの素敵アピールするのを見ていても、とっても幸せな気持ちになるかんじは、私も不思議。

 

「お互い、すげー大切なんだなあ」

 

そんなことを思わせてくれる、ふたりの姿。

 

 

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大好きなおじいちゃんの言葉「恋愛をしろ」

 

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話の途中でどんさんが見せてくれたのは、おじいさんの写真が入った小さな写真入れ。写真の左には命日が記されていた。

 

 

「本当に、おじいちゃんすごい好きなんです」

どんさん。

 

TVのCMでホテルの料理を見たら、お金をもってどんさんをそのホテルに連れていって料理を食べさせてくれるような男前ぶり。

「大事な人に対して全力なんです」とのこと。

 

そんなおじいさまは、おばあさまといつも憎まれ口を叩き合っていたそう。でもそんなふたりの間にはとても堅い信頼関係があることは、どんさんの目からも明らかだったと。ちなみにおばあさまは、おじいさまの初恋の方。

 

 

 

大切なおじいさまが倒れたのは

どんさんが高校を卒業されるときのこと。

 

 

そこからおじいさまの面倒を見ていたどんさんは、死の淵にいるおじいさんといろんな話をされたそうで

 

その中で出てきた、どんさんへのメッセージが

 

『恋愛をしろ』

 

だったそう。

 

 

「ゆうちゃんに声をかけたのは、それがあったからかもしれないですね」

 

綺麗に口角を上げて、ニッと笑うどんさん。

 

 

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そんなおふたりの、関東での結婚パーティの様子をレポートしてきます。

 

仕事として、は当たり前だけど

人として、最愛のパートナーとしても、とても素敵で私も大好きになったおふたりのために、素敵な記事が書けるように頑張ってこようと思います。 

 

 

 

恋がしたい。

 

真崎

 

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出演依頼をいただき初めてテレビに出ましたが多分アゴしか映ってないです

 
 
 
平日ゴールデンタイムの特番への出演依頼が来て浮かれてのこのこスタジオ行ってカツ丼食べて座って笑って黙って帰ってきた話です。
 
 
 
 
最初に出演依頼の連絡が来たときは「人間の自己顕示欲を利用した新手のオレオレ詐欺的な?」とか思うよねやっぱり。
 
 
でも電話とメールでどうやら本当の話だと分かった後はまあ軽く浮かれた。
 
メディアとしてのテレビの衰退感は凄まじいけど、それでもやっぱり「テレビに出たい!」なんてのは多くの人が1度は抱く夢みたいなもんじゃないでしょうかと。
 
 
で、その後いっかい個人的な取材受けたんだけど、他にもたくさんの人に声がかかってて「どの子を出すと面白いか」的な選定を制作サイドがそっからやるらしく。
 
推定倍率5倍とウワサのその選定作業でなんか無事えらんでもらった私はまあ重ねて浮かれたわけでして。
 
さらにその出演者の中のさらに数人「この人にこのエピソード話してもらったら面白いんじゃない?」的な人をこれまた制作サイドが選定するらしく。
 
その数人にこれまた真崎が選ばれたってことでもう私持ってるーってね、なったわ正直。
 
 
「私の顔を広めるチャンスー( ・ㅂ・)」て
「ライターの仕事が増えるかもしれないチャンスー( ・ㅂ・)( ・ㅂ・)( ・ㅂ・)」て
 
 
思ってた。
そうなったらどうしよーキャーって。
 
これをなんと言うか?
知ってる。皮算用
 
 
 
 
 
 
で、まあ本番よ。
 
 
 
客席には私含め100人近い各種皆さまが座っていて芸能人とあーだこーだと討論する感じなのだけど、遠慮なく喋ってくださいねーと言われていた皆さんがまあ喋る喋るわで全く立ち入る隙を見つけられずおしとやかな真崎。
 
 
 
気分は、そう、たとえて言うなら「初めてのダブルダッチ」みたいな。
 
 
ヒュンヒュンと高速回転するロープ。まったく入るタイミングが分からず立ちすくむ私を尻目にまあ皆さん次から次へと飛び込んじゃうんだからハイパフォーマー。なんなら弾かれても次また次と再トライする強者も。
 
 
 
でも、いいの。
 
私には「さあ今よ入って」とわざわざロープを止めてくれる時が来るのだから。
 
 
 
 
で、その瞬間がやってきた。
 
 
台本通りにいけばこの人が話し終わった後に「続いてはこの人」というアナウンスで私の顔が大スクリーンにドーンと映し出されて真崎のターン。これでもかというぐらい真崎のターン。
 
 
どんな顔して映ろうかな。
ちょっと不安気なくらいがいいかな。
そんな感じが1番ウケ良さそうだな。
これで出だしの顔は決まったな。
さあ顔面筋の準備はばっちりよ。
 
 
 
「続いてはこの人です」
 
 
ドーン
 
と映った私の姿は、あれ、なんだかいつもより髪色明めで直毛で目が大きくて鼻が高くてデコルテラインが美しい。
これが、テレビのちから?
 
 
んなわけあるかーい。
 
 
あれこれ私じゃないと気付くのに1秒。
これ私の次の人だわと気付くのに2秒。
あ、これ飛ばされたと気付くのに3秒。
結論ひとは4秒あれば絶望できる。
 
 
カットされましたよっと。
面白コンテンツ候補の最下位に位置してたのねっと。
 
 
もう一向に来ない私のターン。
皆さんの話を微笑みながら黙ってにこにこ聞いている。今なら菩薩になれると思った。
 
 
 
でもそんな私がたった1度だけカメラと芸能人と会場の皆さんの注目されたの。巨大スクリーンにアップで映ったの。
 
 
話の流れで芸能人のひとりがこんな質問。
 
「え?え?うそ、ちょっとこの会場の中で童貞と処女おるん?手挙げてもらっていい?」
 
 
照れながら手を挙げる真崎が、映ったー。
 
 
26歳7日目にしてすでに公衆の面前で2度目のバージンカミングアウト。しかもなんと今度は地上波初登場でなにこれ全然めでたくない。
 
しかもスタッフさん優しいというかなんというか「大丈夫!ここは絶対カットだから!」らしくてなんかもうどっちに転んだって複雑。
 
 
 
そんな感じで結局私がスクリーンに登場したのは、会場全体を引きショットで映した時のone of 豆みたいな小さい姿と、前に座っていたダブルダッチの達人が話している時に若干映り込んでいたアゴくらい。ケツアゴじゃなくて心から良かったなんて生まれて初めて思いました。
 
 
 
 
そんな初陣。
 
 
最後はカツ丼があたったのか腹痛のためあまり記憶がありませんでした。
 
 
 
お腹を押さえてスタジオを去る私の横には別番組の収録なのか「控え室 黒柳徹子様」の文字。
 
 
いつか「真崎さんに出てほしいんです!!」というオファーが来て徹子の部屋に出演するような女になりたいです。
 
 
 
真崎
 
 
 

私が退職する日、そのキャバクラはつぶれました

 

5ヶ月ほどお世話になった朝キャバのお店をつい先日退職しました。

同日お店もつぶれました。 

 

 

 

「全員、平等に給料カットしてるから」

 

社長の女性が告げる。

顔は不機嫌。

私たち動揺。

 

 

え?

 

 

「これだけ働いてるのに、あんたもあんたも真崎も全然本指名とってこない。これって結構ありえないからね?普通これだけの期間頑張って働いて営業もしてたら指名客つくからね?お客さん来ない時も待ってる間にずーっと関係ないおしゃべりしてたり携帯さわって営業メールしてるのかと思ったらゲームしたり関係ないサイト見てたり。お客さんにちゃんと連絡先聞いてる?連絡先交換したお客さんにマメに連絡してる?ドリンク頼もうって努力してる?場内(指名)取ろうとしてる?結局お店はキャストの女の子にかかってるんだからね?あんた達がお客さん呼ばなかったらお金は入らないからお給料も払えないの分かるよね?もう私も支配人もオーナーからお給料もらってないからね?今月0だからね?だから減らしたから。払うお金ないんだから分かるよね?」

 

 

まくしたてる、社長。

 

私たちはただ聞くしかない。

わりと真面目な女の子の多いお店だったのでみんな素直に「はい、はい、すみませんでした」と小さな声で謝る。

 

私の隣にはこのバイトで生計を立てている女の子。誰よりも多くの日数出勤している彼女の給与は、ざっと計算しただけでも3万円ほどカットされていた。経済的にギリギリの生活をしていた彼女は、突然想定が激しく狂って本気で絶望した顔をしている。

 

 

これが、つい1~2か月前。

私はこの日に退職したい旨を伝えた。

 

 

 

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体験入店の時に思ったことは

「ずいぶんお客さんの少ないお店だな」だった。

 

 

かつてはその地域自体で朝昼夜キャバがもっと栄えていたようで、地域柄ガラの悪いお兄さま方が店で暴れて潰れて吐いて倒れて喧嘩して朝は道路に割れたビール瓶と出血多量のお兄さまが転がっていたりしたらしい。

 

「あの頃は盛り上がってたよね~」

そう常連と楽しそうに語る社長は一晩でテキーラ4本開けて営業が終わった瞬間崩れ落ちて頭を打って血まみれで救急車で運ばれたらしいけど記憶がないらしい。流血がデフォルト。

 

 

 

栄枯盛衰。

 

その街自体から人が減ったらしい。キャバクラに来る人も、来てお金をガンガン使う人も目に見えて少なくなり、ただでさえ貴重な新規のお客さんを取り合う世界になったそう。

 

私が働いていた店も同様で、まったくお客さんが入らない日も週4で出勤していたら1日ぐらいはほぼ必ずあった。

 

「お店大丈夫?つぶれるんじゃない?笑」

キャストの女の子たちとはいつもそんな話をしていた。支配人の男性も「いやー今日もだめだなー」ぐらいのリアクション。

 

「お店大丈夫なんですか?」と聞くと

「まあこれでも昔はすごく栄えていた店だからね。あの時の蓄えがあるから心配するな」と支配人は言う。店内に「危機感」らしき空気は漂っていなかった。

 

 

masaki-desuyo.hatenadiary.jp

 

 

私は、このお店が好きだった。

 

初めて足を踏み入れる水商売の世界で不安もすごかった私。顔にも色じかけにも自信なし。フリーランスになりたてのときに経済的安定を求めて「ライター1本で仕事できるようになるまでの我慢!修行!」と言い聞かせて飛び込んだ世界。

 

支配人の男性はとても優しかった。

お父さんのような人。

待機中によく話したりしていた。

 

社長の女性は美しかった。

過去にずっとNO1キャバ嬢だった人。

あまり話さず近寄りがたいけどたまに一緒に席につくとそのサービス力と色気にキャストの女の子たちも感嘆していた。

 

 

そして、そのお店では「お客さんに営業しなくてOK」「待合室で携帯さわっていてもOK」「出勤日数が多い人は時給アップ」というルールがあった。

 

上記ブログは、べたべたさわってくるお金持ちのお客さんをやんわり拒否してたら怒らせてしまって私が罪悪感から支配人に号泣謝罪した話。支配人も社長も「真崎が頑張ってるのは分かってるし、無理しなくてもいい」と言ってくれてとても助かった。

 

ほんとに働きやすかった。だからたぶん「ブスブスくそブス(立てられた中指つき)」な暴言にも負けず5か月間続けてこれたんだと思う。

 

キャバクラは理不尽なことがとても多い世界だと聞いていたけど、理不尽なことなんてなに一つない店だった。

 

 

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スーパー理不尽な給与の削られ方をされた死にそうな顔をしている後輩キャストと、とはいえ同じく理不尽な削られ方をされた私は、「今この店なにが起きているのか?」について真剣に話した。

 

「もうお店やばいですよね」

まあそういうことだった。

 

2週間で「誰も来ない日」が3回。

来ても最低料金の席料分しか出さない人が多い。

お客さんが来ても私たちのお給料で赤字。

場代なども入れたらきっと大赤字。

 

 

「…」

「…」

 

 

待合室にただよう、なんとも言えない空気。

 

その後輩とは、クソ真面目な性格や仕事への取り組み姿勢がとても似ていると感じていたので、あの時感じていたものもきっと同じだった気がしてる。合計2つ。

 

 

1つは、罪悪感。

 

「確かに私たち、全然営業してなかったし、お客さんも呼べてなかったし、待合室でずっと喋ってましたしね」

「言いかえせへんよね」

 

しゅん。

 

 

 

2つめ。

 

「…」

「…」

 

「でも」

「うん」

 

 

「納得いかないですよね」

「うん」

 

 

営業しなくてOKで待合室では携帯もおしゃべりもOK。そのルールはあちらから提示してくれたもので、「こちらが空気を読んで対応する」必要性はあったにせよ、それで怒られて、且つ減給理由に「そのペナルティもあるからね」と言われることには、納得いかない。

 

そして、減給も突然。

事前の予告もなく「こういう理由だから引いたよ」という説明のみ。

 

 

そして、それよりも。

 

 

「社長、私たちのこと全然見てないのに、「まったく頑張ってない」とか言わないでほしいですよね」

 

「うん」

 

 

朝出勤すると、いつもそこにいるのはお父さんみたいな支配人。社長は大体2時間後ぐらいにきて、作業部屋にこもって、閉店前には帰る。仕事があるから仕方ない。

 

ただ、その人に「まったく頑張っていない」と言われたら、こっちだってやはり言い返したくなる気持ちはあった。

 

その後輩とは一緒に席につくことが多く、どうやったらもっとドリンク頼めるか、延長してもらえるかなどを待合室でよく話したりしていた。実際けっこう体張って頑張ってドリンク頼めたり、お金持ってる人が来たらとにかく飲めるだけ飲んで閉店後つぶれるみたいな状況もお互いあって。

 

 

それは、社長の求める「頑張り」より小さなものだったのかもしれないけど。

 

勉強が苦手なりにちょっと頑張ってテスト勉強したのに点数が30点で「ほら全然勉強してないからこうなったんじゃないの」とお母さんに怒られる時の子どもの気持ちって、こんな感じなのかもと思った。

 

「私だって、がんばったもん」

 

ふてくされたくなる、そんな気持ち。

 

 

 

**************

 

 

そこから「頑張って」も、お給料は減らされた。

 

怒られた当初は「社長の言うとおりなところもあるし頑張ってみよう」と話して、お店の理不尽さに無断でとんだ子たちもいる中、私と後輩は慣れない営業メールなどを送ったりしてみた。

 

でもすぐに結果は出ず、お給料は減らされた。

 

 

モチベーションなんてほぼなくなっていた。

お金もほとんどもらえない。

頑張っても同じ。

 

 

それでも続けたのは、支配人がいたから。

 

支配人も、お店が苦しくてお給料をほぼもらっていない状態。心身ともに弱っているのがひと目で分かる状況の中、いつも私たちキャストのことを気にかけてくれていた。

 

「お前達が頑張ってるのは知ってるから」

「給料の件は俺からちゃんと説得する」

「力ないから無理かもしれないけど、ごめんな」

 

後輩と一緒に「支配人のために頑張ろう」と言っていた。

 

 

一方で、社長に対する不信感はお互い消えなかった。

 

「全然私たちと話さないのに」

「全然私たちのこと見てないのに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんとは、

 

社長と仲良くなりたいのに」

 

 

 

私と後輩の奥底にあった気持ちは

たぶんこれだったと思う。

 

綺麗で強くて凛としていて

でも時々お店の経営不振で苦しんでこっそり泣いたり本気で悔しがっている姿も見ていて。

 

ほんとは、もっと話したかった。

あこがれや尊敬もあった。

 

近づき方が分からなかったけど

だけど力になりたかった。

 

 

 

 

お店がつぶれることは、私が退職する2週間前に決定したと告げられた。

私の退職日が最終日。

 

そのときにはもう私の出勤日数はかなり減っていて、残りあと4回ほどとなっていた。

 

 

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「キャバクラだって、本気の「仕事」なんだよ」

 

社長が、私と後輩に減給を告げて叱責したとき、こんなことを言っていた。

 

 

「プロなんだよ。席についている時だけ楽しく話してればいいってもんじゃない。待機室でも営業メール打ったり、休みの日でも電話かけたり、女の子たちのそういう努力があって初めて成り立つ仕事なんだよ。

 

 

私悔しいよ。

 

みんなもっとできるって。

 

 

私にできることがあったら教えたりするからさ、がんばろうよ」

 

 

普段あまり話さない社長が

感情をむき出しにして伝えてきた。

 

 

減給説明は理不尽でいやな気持ちになったけど、その社長の言葉は、私の胸にストレートに伝わってきた。まんまとこころを動かされた。

 

私にとって朝キャバはあくまで副業で、別に高い給与は望んでおらず、待機しているだけでも時給が発生するので「むしろお客さん少ない方がラッキー」という気持ちでいたことは、事実。

 

 

でも、これは「仕事」なんだ。

 

社長の想いがつまった「仕事」なんだ。

 

 

社長の話が終わったあと、私は自分なりに真剣に考えて、社長のもとに退職希望の旨を伝えにいった。

 

正直、副業としか思っていませんでした

座っているだけでお金がもらえる仕事だと思っていました

 

でも、それじゃダメだと思いました

やるなら「仕事」として向き合いたい

 

 

だけど、私の「仕事」はライターでした

 

ライターで本気でやっていきたいと思っているのに、朝キャバのバイトに甘えていて、結局どちらも「仕事」として中途半端にしていました

 

こっちの方がお金稼げるから、どこかで朝キャババイトをセーフティネットみたいに思っていました

 

 

頑張りたいのは、本業の方です

 

だから、けじめをつけて辞めさせて下さい

 

 

 

というのを

気付けば嗚咽交じりで話していた。

 

 

 

社長は真剣な目をして聞いてくれて

私が話し終えたあと、言った。

 

 

「真崎、ライターだったのね」

 

そこからか。

 

 

「分かった」

 

 

ライター、頑張りな。

 

あと1か月ちょっとぐらいだけど、最後、いっしょに頑張ろう。

 

 

 

さっきまで怒っていた社長の顔は

ものすごく優しい笑顔になっていた。

 

 

 

****************

 

 

 

 

 

 

 

その後も、やっぱり減給はあって。

その度に後輩と愚痴り合って。

 

悔しくて、悔しくて。

社長に「自分が頑張っている姿」を見せたくて。

結果残したところを見せつけたくて。

 

 

お客さんへの営業電話もかけて。

浴びるほどテキーラ飲んで。

席を盛り上げて延長と場内指名とって。

 

 

 

 

 

このときは確かかなり酔っていたけど。

 

でもほんと、もはや意地で。

 

 

 

 

 

実際酔っぱらってたから、幻覚かもしれない。

 

 

 

 

 

最終出勤日。

 

そして、お店最後の日。

 

 

「真崎。最後までありがとな。またマッサージしてくれ」

 

そう言って笑ってくれた支配人に、深々と頭を下げる。

この人のおかげで、最後まで働けた。

 

 

 

私が帰るとき、社長はまだ他のお客さんの席について楽しそうに接客していた。

 

いつも綺麗だけど

最後の日だからか、格段に綺麗にしている。

 

ちゃんと挨拶したかったけどできそうにない。

そう思ってお店を出ようとした。

 

 

 

「真崎」

 

 

接客中に、社長が呼び止める。

 

こんなことは普通ありえなかった。

 

 

 

社長の元へいく。

 

社長は、とても美しい笑顔をしていた。

 

 

 

 

 

「真崎。最後まで、本当にありがとう」

 

 

 

 

聞いた瞬間泣いた。

 

泣いて、おもいっきり頭を下げた。

 

 

 

 

そして、私の朝キャババイトは終わりました。

 

いっしょに、そのキャバクラも終わりました。

 

 

 

真崎

 

 

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26歳、ライター。本気の悔し泣きをしました -「LIGブログ1日編集長ハッカソン」備忘録-

 

 

e2d3.connpass.com

 

masaki-desuyo.hatenadiary.jp

 

 

「LIGブログの勝手に1日編集長ハッカソン

に参加してきました。

 

上記ブログにも書いたのですが、参加理由を140字以内でまとめると「バイト先の会社のエンジニアさんが主催するハッカソンのテーマが私の大好きなLIGという会社の「LIGブログ」で記事作成というもの且つ「最優秀作品はLIGブログ掲載」ということで、出るしかないしなんなら勝ちたいし即決だし結論LIGさん好き」みたいな感じです。

 

 

出ました。

備忘録もかねて勝手にレポート書きます。

 

「本気の悔し泣き」は大学4年生以来でした。

自分がまだこんな泣き方できたというのが新発見でした。

 

 

参加者30人以上、全員凄い人に見えてこわい

 

 

このイベントでは「エンジニア」「デザイナー」「ライター」「カメラマン」という4種類の専門分野の人が集まってチームを組むのですがまあ皆さん揃いも揃ってMacBook。開始前に各自でPC開いて開いてカタカタやってる姿がすでにデキる感溢れていてお腹痛くなりながら負けじと富士通のUltrabookカタカタしました。

 

 

「ものすごく賢そうな中学生ぐらいの子」がまさかの小学4年生でした。PCを開きつつ微分積分の本を読むその少年はすでに大学院レベルの数学内容を理解しているらしく「将来は数学学者になりたい」とのこと。この子がすでにコンテンツとして最強レベル。お腹いたい。

 

 

現実逃避でLIGブログを見ている間にイベント開始となりました。

 

最初に「コンテンツ制作講座」や「E2D3  ※今ハッカソンで使用必須のグラフ作成ツール」 に関するレクチャーなどひと通り受けたあと、いよいよハッカソンに突入します。

 

 

最優秀賞のカギは「アイデアソン」と「チーム編成」だと思っていたのでこの瞬間に賭けていました

 

 

私の目標は「最優秀賞」と「LIGブログ掲載」でした。

 

そして、その目標を達成するために重要な要素の8割を占めているのが「アイデアソン」と「チーム編成」の時間であると思っていました。

※アイデアソン:特定のテーマについてグループ単位でひたすらアイデアを出してまとめるワーク

 

今回のハッカソンのテーマが「おもしろブログ記事作成」である以上、最優先事項は「どれだけ面白い切り口で面白い文章展開の記事が書けるか」だと考えていました。

 

 

で、ここはなんかすごい傲慢な感じになるのですが、その時点で私は「私が考えた切り口と構成と文章展開で記事を書かせてくれるチームをつくること」に注力することにしていました。

 

上手く言えないのですが、「入賞を狙う上でこの点は外してはいけない」と強く思う自分がいた感じです。我の強さと負けず嫌いが全開になっていました。

 

だから「このテーマだったら面白い記事になりそうだし一緒のチームでやりたい」と思ってもらえるアイデアを出すことに午前中は全力を注ぎました。そうして出来たチームだったら私が全体のディレクションをさせてもらえる可能性が高いと思ったからです。 

 

 

1日前の誕生日を持って処女歴26年になりました。

せっかくなので活用することにしました。

 

イデアソンで出たそのアイデアを前でプレゼンする時、予測できる周りの反応は大きく3つで「興味持つ」か「全力で引く」か「無反応」で、結構賭けだったのでした。

 

その結果、プレゼン時の空気的には「全力で引く」と「無反応」がほとんどだった気がして猛烈に消えたかったです。

 

 

そして、私含めアイデアを発表した9人が前に並び、他の参加者の方が「このアイデアで(あるいはこの人と)やりたい」と思うところに並びにいく時間。

 

 

とっても不人気でした。

処女カミングアウトした上に滑ってる感満載ですごく帰りたかったです。

 

 

おひとりだけ来てくれました。

 

「勉強会だと思ってこのイベントに来てみたらまさかのハッカソンだったので「帰ろうかな」と思っていたけど面白そうなこと言ってる奴がいると思ったから残りました笑」

 

奇遇。

私も「帰ろうかな」って思っていました。

 

 

絶望しつつも人が来てくれたことにまず安堵、そしていろいろ諦めたくはなかったので、プレイベントで一緒に仮チームを組んだハイスペックエンジニアさんを「まじ来て下さいもうほんとまじで来て下さい」と泣き落とし。ご加入決定。

 

そして、飛行機で人が倒れた時にCAさんが医者を呼ぶレベルで「デザイナーさんはいませんかー?どなたかデザイナーさんはいませんかー?」と叫んでいたところ、私と裏腹に大人気だった隣チームから、「僕が貢献できるところだったらどこでもいいので」と抜けて来て下さったイケメンがご出現。神様ってイケメンなんだなと思いました。

 

 

 

4人、揃いました。

 

 一時はどうなるかと思ったのですが、私が考えたテーマに沿って、このチームで記事を作成させてもらえる運びになりました。

 

そして、本当に本当にありがたいことに、私以外の3名が揃いも揃ってめちゃくちゃハイスペック且つどんだけってぐらい優しい方々でした。

 

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右4人がチームです。

おひとりがチーム名を「まっさら」と名付けてくれたのですが、おそらく私の恋愛経験を形容してくれたものかと思います。

 

チームも無事決まったところで、作成開始です。

 

 

鰹を3枚におろしたりしました

 

 

チームに鰹をさばける人がいました。

写真はハッカソンの様子です。

 

 

他のチームの皆さんがワーキングスペース内で記事作成や開発に精を出される中、私たちのチームは4人全員でまず上野の町に繰り出しました。

 

私を主体とした記事テーマだったので、30万の超高画質カメラで大量に写真をばっしゃばしゃ撮っていただきながらアメリカ横丁を散策。

 

 

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「私、被写体として最悪の素材かもしれない」

 

撮っていただいた写真たちを見ながら思いました。

自虐ではなく、いちライターとしてそう思いました。

 

とても美人なわけでもなく、かといって女を置き去りにした芸人感を出すわけでもない、中途半端でどちらかというとなぜか不快。そんな所感。

 

「今考えている記事テーマで私の写真をたくさん使ったら絶対ただただイタい記事になる」と感じたので、ちょっと大きめの方向修正を提案。皆さんの「いいですよ!」がとても爽やかでした。

 

 

 

で、帰ってきて、ハッカソンしました。

 

 

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ハッカソンって楽しいですね。

 

 

 

ここから記事作成を開始

 

200枚近い写真を撮っていただいて、お腹もいろいろいっぱいになったところで、いよいよ記事作成開始です。

 

私は写真選定をした上で文章を考え始めました。

他の方は、写真を編集してくれたり、私が書いた文章を片っ端からコードで入力してくれたり、今回の必須課題である「E2D3を用いた見せ方新しめのグラフ」の開発をしてくれたり、鰹を焼いてくれたり、なんかもういろいろ本当に皆さんすごかったです。

 

なので、そんな皆さんに甘えて、本当に私の思う通りの形の記事ができるようたくさん要望つけたりさせてもらいました。大体全部形になって返ってきたのでその度感動しました。

 

 

12時から開始して終了は18時50分。

 

買い出しや料理を行っていた私のチームが記事作成を開始したのは15時でした。かっつかつでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

すべて完成せずに終わりました。

 

 

詳しくは書かないのですが、運営ルールに沿うと「審査対象外」となるかもしれない形での提出となりました。

 

 

 

終わった瞬間涙が出ました。

 

 

泣きながら他チームの記事を読んで投票しました。

 

いろんな記事を読みながらずっと心臓がバクバク鳴っていました。

すべて完成しているチームを見たときに「審査対象内の時点で負けた」と絶望感を感じていました。

 

 

あの時の自分の心情はたぶんすごくいろんなものが絡まりすぎていて今でも上手く言語化できません。

 

ただ

「最優秀賞取れない」

「LIGブログ掲載のチャンスがない」

という気持ちではなかったと思います。

 

 

たぶん、単純に「文章記事作成において誰にもどのチームにも負けたくなかった」という気持ちでした。

 

 

やるなら勝ちたかった。

ただ「1番」になりたかった。

 

そんな気持ちでした。

 

 

そんな気持ちになったのは、本当に何年ぶりだろうってぐらい、ただただ勝ちたくて、ただただ誰にも負けたくなくて。でもすでに「不戦敗」を突きつけられていて。

 

 

悔しくて。

悔しくて。

悔しくて。

 

 

懇親会前に会場から出て、涙が止まるまで外に出て気持ちを落ち着けていました。

 

 

あの時は、本当にチームの方たちのこととか全然考えられなかったなと思います。エンジニアの方は、終わって懇親会が始まってからもずっと、ひとりでずっと黙々と、未完成だった部分の開発を進めてくれていました。

 

そして完成させてくれていました。

本当にありがとうございました。

 

 

 

太ももを審査員の方に見せつけた結果発表と表彰式

 

 

懇親会の後、結果発表がありました。

 

 

賞の数は全部で5つ。

 

2つの賞の発表を終えた後は、運営の代表の方からLIG社員の方に発表者が変わりました。

 

liginc.co.jp

 

顔写真が表示されない。

 

執行役員で人事部長のそめひこさん。

LIGブログの中では、部屋を砂まみれにされていたり、肝試しに行かされたり、「世界一即戦力な男」の菊池さんに悪口言われたりされている方です。

 

 

賞の内容は

 

〇LIG賞

:「いいオフィス」1日利用券

 

〇最優秀賞

:長野県のゲストハウス「LAMP」宿泊(交通費・朝ごはん付)

 

〇LIG特別賞

:LIGブログ掲載

 

 

この賞の順番で発表されました。

 

 

運営の方が発表した2つの賞は完全に審査対象外と分かっていたので普通に聞けたのですが、ここからはもう苦しい感じでした。

 

いろんな気持ちが高ぶって手に力が入って、短パンの裾を掴んだ手を握りしめて気付けばだいぶ捲り上がっていたらしく、そめひこさんに「短パンの裾を上げて太ももを見せつけないで下さい」と注意されました。

 

 

万が一、億が一

私たちの記事が賞をいただけるのであれば

 

“どうか最初の2つの賞で呼ばれませんように”

 

めちゃくちゃ祈りました。

賞の並びは「3位」「2位」「1位」の順番だと思っていたからです。

 

 

 

 

そして、まず「LIG賞」は

 

 

 

違うチームが呼ばれました。

 

ちょっとホッとした自分がいました。

 

 

 

 

 

そして、最優秀賞は

 

 

 

 

 

 

 

私たちのチームでした。

 

 

呼ばれた瞬間また涙が出ました。

 

 

安堵、驚愕、歓喜、悔しさ、

 

それがどんな感情を表した涙だったのか、ちょっとうまく説明できません。

 

 

最優秀賞をいただきました。

 

それは、やっぱり、とても嬉しかったです。

本当に嬉しかった。

 

 

 

そして一方で、「でも」が続きました。

 

 

私が最も欲しかった

「LIG特別賞」

 

 

 

 

 

 

 

「今回は、受賞チームはありませんでした」

 

そめひこさんの言葉は

意外にすっと私の中に入ってきました。

 

 

どのチームも素晴らしいものをつくってくれた。

でも、今回は「LIGブログ掲載」は賞品であるはずだけど、今ハッカソンのテーマは「バズるおもしろ記事」をつくることで、今回提出された記事だとおそらくバズらない。

 

せっかく載ったのに反応がない。

それだと本来「賞品」のはずなのに嫌なものに変わる。

 

私たちのチームの記事は、タイトルを見れば俺や男は反応すると思う、が、読んだ後シェアをしようとは思わない。

 

 

「厳しいかもしれませんが、今回はそのようにしました」

 

 

むしろ優しいと思いました。

 

もちろん「LIGブログブランド」があるわけなので、大会とはいえ、へたに記事を掲載することはできないだろうと思いますし、そめひこさんの総評は「まじでごもっとも」だと感じたので、なんかもういろいろ納得でした。

 

 

自分の現在地は「ここ」なんだなと思いました。

 

 

 

で、初ハッカソンが終わりました

 

 

そんな初ハッカソンでした。

途中で飲んだレタスビール全部目から出たんじゃないかって感じになりました。

 

 

ほんとにチームに恵まれました。

私のただのちっぽけのアイデアを真剣に受け止めてくれて、めっちゃハイスペックな感じで、私では絶対に無理だった記事クオリティを短時間で実現させてくれました。

 

「自分がつくりたいものをつくらせてもらえる」ということがこんなに嬉しいことだと思いませんでした。

 

読んで下さっているかは分かりませんが、3名のチームの方々、本当に本当にありがとうございました。

 

 

 

で、1日経った今

 

 

 

やっぱり結構悔しいです。

 

ライティングで「勝ち負け」という表現は当てはまらないかもしれませんが、今に限ってはそんな気持ちです。

 

どこかでまたそんなイベントがないかと「ライター ハッカソン」で検索しているのですが、今のところ同イベントしか出てこないので誰か開催して下さい(他力本願)。

 

 

とりあえず

 

秋のどこかのタイミングで

ひとりでしっぽり長野県ゲストハウス「LAMP」にお泊りに行ってこようかと思います。

 

 

真崎

 

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