真崎です

沖縄にいます

26歳、ライター。本気の悔し泣きをしました -「LIGブログ1日編集長ハッカソン」備忘録-

 

 

e2d3.connpass.com

 

masaki-desuyo.hatenadiary.jp

 

 

「LIGブログの勝手に1日編集長ハッカソン

に参加してきました。

 

上記ブログにも書いたのですが、参加理由を140字以内でまとめると「バイト先の会社のエンジニアさんが主催するハッカソンのテーマが私の大好きなLIGという会社の「LIGブログ」で記事作成というもの且つ「最優秀作品はLIGブログ掲載」ということで、出るしかないしなんなら勝ちたいし即決だし結論LIGさん好き」みたいな感じです。

 

 

出ました。

備忘録もかねて勝手にレポート書きます。

 

「本気の悔し泣き」は大学4年生以来でした。

自分がまだこんな泣き方できたというのが新発見でした。

 

 

参加者30人以上、全員凄い人に見えてこわい

 

 

このイベントでは「エンジニア」「デザイナー」「ライター」「カメラマン」という4種類の専門分野の人が集まってチームを組むのですがまあ皆さん揃いも揃ってMacBook。開始前に各自でPC開いて開いてカタカタやってる姿がすでにデキる感溢れていてお腹痛くなりながら負けじと富士通のUltrabookカタカタしました。

 

 

「ものすごく賢そうな中学生ぐらいの子」がまさかの小学4年生でした。PCを開きつつ微分積分の本を読むその少年はすでに大学院レベルの数学内容を理解しているらしく「将来は数学学者になりたい」とのこと。この子がすでにコンテンツとして最強レベル。お腹いたい。

 

 

現実逃避でLIGブログを見ている間にイベント開始となりました。

 

最初に「コンテンツ制作講座」や「E2D3  ※今ハッカソンで使用必須のグラフ作成ツール」 に関するレクチャーなどひと通り受けたあと、いよいよハッカソンに突入します。

 

 

最優秀賞のカギは「アイデアソン」と「チーム編成」だと思っていたのでこの瞬間に賭けていました

 

 

私の目標は「最優秀賞」と「LIGブログ掲載」でした。

 

そして、その目標を達成するために重要な要素の8割を占めているのが「アイデアソン」と「チーム編成」の時間であると思っていました。

※アイデアソン:特定のテーマについてグループ単位でひたすらアイデアを出してまとめるワーク

 

今回のハッカソンのテーマが「おもしろブログ記事作成」である以上、最優先事項は「どれだけ面白い切り口で面白い文章展開の記事が書けるか」だと考えていました。

 

 

で、ここはなんかすごい傲慢な感じになるのですが、その時点で私は「私が考えた切り口と構成と文章展開で記事を書かせてくれるチームをつくること」に注力することにしていました。

 

上手く言えないのですが、「入賞を狙う上でこの点は外してはいけない」と強く思う自分がいた感じです。我の強さと負けず嫌いが全開になっていました。

 

だから「このテーマだったら面白い記事になりそうだし一緒のチームでやりたい」と思ってもらえるアイデアを出すことに午前中は全力を注ぎました。そうして出来たチームだったら私が全体のディレクションをさせてもらえる可能性が高いと思ったからです。 

 

 

1日前の誕生日を持って処女歴26年になりました。

せっかくなので活用することにしました。

 

イデアソンで出たそのアイデアを前でプレゼンする時、予測できる周りの反応は大きく3つで「興味持つ」か「全力で引く」か「無反応」で、結構賭けだったのでした。

 

その結果、プレゼン時の空気的には「全力で引く」と「無反応」がほとんどだった気がして猛烈に消えたかったです。

 

 

そして、私含めアイデアを発表した9人が前に並び、他の参加者の方が「このアイデアで(あるいはこの人と)やりたい」と思うところに並びにいく時間。

 

 

とっても不人気でした。

処女カミングアウトした上に滑ってる感満載ですごく帰りたかったです。

 

 

おひとりだけ来てくれました。

 

「勉強会だと思ってこのイベントに来てみたらまさかのハッカソンだったので「帰ろうかな」と思っていたけど面白そうなこと言ってる奴がいると思ったから残りました笑」

 

奇遇。

私も「帰ろうかな」って思っていました。

 

 

絶望しつつも人が来てくれたことにまず安堵、そしていろいろ諦めたくはなかったので、プレイベントで一緒に仮チームを組んだハイスペックエンジニアさんを「まじ来て下さいもうほんとまじで来て下さい」と泣き落とし。ご加入決定。

 

そして、飛行機で人が倒れた時にCAさんが医者を呼ぶレベルで「デザイナーさんはいませんかー?どなたかデザイナーさんはいませんかー?」と叫んでいたところ、私と裏腹に大人気だった隣チームから、「僕が貢献できるところだったらどこでもいいので」と抜けて来て下さったイケメンがご出現。神様ってイケメンなんだなと思いました。

 

 

 

4人、揃いました。

 

 一時はどうなるかと思ったのですが、私が考えたテーマに沿って、このチームで記事を作成させてもらえる運びになりました。

 

そして、本当に本当にありがたいことに、私以外の3名が揃いも揃ってめちゃくちゃハイスペック且つどんだけってぐらい優しい方々でした。

 

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右4人がチームです。

おひとりがチーム名を「まっさら」と名付けてくれたのですが、おそらく私の恋愛経験を形容してくれたものかと思います。

 

チームも無事決まったところで、作成開始です。

 

 

鰹を3枚におろしたりしました

 

 

チームに鰹をさばける人がいました。

写真はハッカソンの様子です。

 

 

他のチームの皆さんがワーキングスペース内で記事作成や開発に精を出される中、私たちのチームは4人全員でまず上野の町に繰り出しました。

 

私を主体とした記事テーマだったので、30万の超高画質カメラで大量に写真をばっしゃばしゃ撮っていただきながらアメリカ横丁を散策。

 

 

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「私、被写体として最悪の素材かもしれない」

 

撮っていただいた写真たちを見ながら思いました。

自虐ではなく、いちライターとしてそう思いました。

 

とても美人なわけでもなく、かといって女を置き去りにした芸人感を出すわけでもない、中途半端でどちらかというとなぜか不快。そんな所感。

 

「今考えている記事テーマで私の写真をたくさん使ったら絶対ただただイタい記事になる」と感じたので、ちょっと大きめの方向修正を提案。皆さんの「いいですよ!」がとても爽やかでした。

 

 

 

で、帰ってきて、ハッカソンしました。

 

 

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ハッカソンって楽しいですね。

 

 

 

ここから記事作成を開始

 

200枚近い写真を撮っていただいて、お腹もいろいろいっぱいになったところで、いよいよ記事作成開始です。

 

私は写真選定をした上で文章を考え始めました。

他の方は、写真を編集してくれたり、私が書いた文章を片っ端からコードで入力してくれたり、今回の必須課題である「E2D3を用いた見せ方新しめのグラフ」の開発をしてくれたり、鰹を焼いてくれたり、なんかもういろいろ本当に皆さんすごかったです。

 

なので、そんな皆さんに甘えて、本当に私の思う通りの形の記事ができるようたくさん要望つけたりさせてもらいました。大体全部形になって返ってきたのでその度感動しました。

 

 

12時から開始して終了は18時50分。

 

買い出しや料理を行っていた私のチームが記事作成を開始したのは15時でした。かっつかつでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

すべて完成せずに終わりました。

 

 

詳しくは書かないのですが、運営ルールに沿うと「審査対象外」となるかもしれない形での提出となりました。

 

 

 

終わった瞬間涙が出ました。

 

 

泣きながら他チームの記事を読んで投票しました。

 

いろんな記事を読みながらずっと心臓がバクバク鳴っていました。

すべて完成しているチームを見たときに「審査対象内の時点で負けた」と絶望感を感じていました。

 

 

あの時の自分の心情はたぶんすごくいろんなものが絡まりすぎていて今でも上手く言語化できません。

 

ただ

「最優秀賞取れない」

「LIGブログ掲載のチャンスがない」

という気持ちではなかったと思います。

 

 

たぶん、単純に「文章記事作成において誰にもどのチームにも負けたくなかった」という気持ちでした。

 

 

やるなら勝ちたかった。

ただ「1番」になりたかった。

 

そんな気持ちでした。

 

 

そんな気持ちになったのは、本当に何年ぶりだろうってぐらい、ただただ勝ちたくて、ただただ誰にも負けたくなくて。でもすでに「不戦敗」を突きつけられていて。

 

 

悔しくて。

悔しくて。

悔しくて。

 

 

懇親会前に会場から出て、涙が止まるまで外に出て気持ちを落ち着けていました。

 

 

あの時は、本当にチームの方たちのこととか全然考えられなかったなと思います。エンジニアの方は、終わって懇親会が始まってからもずっと、ひとりでずっと黙々と、未完成だった部分の開発を進めてくれていました。

 

そして完成させてくれていました。

本当にありがとうございました。

 

 

 

太ももを審査員の方に見せつけた結果発表と表彰式

 

 

懇親会の後、結果発表がありました。

 

 

賞の数は全部で5つ。

 

2つの賞の発表を終えた後は、運営の代表の方からLIG社員の方に発表者が変わりました。

 

liginc.co.jp

 

顔写真が表示されない。

 

執行役員で人事部長のそめひこさん。

LIGブログの中では、部屋を砂まみれにされていたり、肝試しに行かされたり、「世界一即戦力な男」の菊池さんに悪口言われたりされている方です。

 

 

賞の内容は

 

〇LIG賞

:「いいオフィス」1日利用券

 

〇最優秀賞

:長野県のゲストハウス「LAMP」宿泊(交通費・朝ごはん付)

 

〇LIG特別賞

:LIGブログ掲載

 

 

この賞の順番で発表されました。

 

 

運営の方が発表した2つの賞は完全に審査対象外と分かっていたので普通に聞けたのですが、ここからはもう苦しい感じでした。

 

いろんな気持ちが高ぶって手に力が入って、短パンの裾を掴んだ手を握りしめて気付けばだいぶ捲り上がっていたらしく、そめひこさんに「短パンの裾を上げて太ももを見せつけないで下さい」と注意されました。

 

 

万が一、億が一

私たちの記事が賞をいただけるのであれば

 

“どうか最初の2つの賞で呼ばれませんように”

 

めちゃくちゃ祈りました。

賞の並びは「3位」「2位」「1位」の順番だと思っていたからです。

 

 

 

 

そして、まず「LIG賞」は

 

 

 

違うチームが呼ばれました。

 

ちょっとホッとした自分がいました。

 

 

 

 

 

そして、最優秀賞は

 

 

 

 

 

 

 

私たちのチームでした。

 

 

呼ばれた瞬間また涙が出ました。

 

 

安堵、驚愕、歓喜、悔しさ、

 

それがどんな感情を表した涙だったのか、ちょっとうまく説明できません。

 

 

最優秀賞をいただきました。

 

それは、やっぱり、とても嬉しかったです。

本当に嬉しかった。

 

 

 

そして一方で、「でも」が続きました。

 

 

私が最も欲しかった

「LIG特別賞」

 

 

 

 

 

 

 

「今回は、受賞チームはありませんでした」

 

そめひこさんの言葉は

意外にすっと私の中に入ってきました。

 

 

どのチームも素晴らしいものをつくってくれた。

でも、今回は「LIGブログ掲載」は賞品であるはずだけど、今ハッカソンのテーマは「バズるおもしろ記事」をつくることで、今回提出された記事だとおそらくバズらない。

 

せっかく載ったのに反応がない。

それだと本来「賞品」のはずなのに嫌なものに変わる。

 

私たちのチームの記事は、タイトルを見れば俺や男は反応すると思う、が、読んだ後シェアをしようとは思わない。

 

 

「厳しいかもしれませんが、今回はそのようにしました」

 

 

むしろ優しいと思いました。

 

もちろん「LIGブログブランド」があるわけなので、大会とはいえ、へたに記事を掲載することはできないだろうと思いますし、そめひこさんの総評は「まじでごもっとも」だと感じたので、なんかもういろいろ納得でした。

 

 

自分の現在地は「ここ」なんだなと思いました。

 

 

 

で、初ハッカソンが終わりました

 

 

そんな初ハッカソンでした。

途中で飲んだレタスビール全部目から出たんじゃないかって感じになりました。

 

 

ほんとにチームに恵まれました。

私のただのちっぽけのアイデアを真剣に受け止めてくれて、めっちゃハイスペックな感じで、私では絶対に無理だった記事クオリティを短時間で実現させてくれました。

 

「自分がつくりたいものをつくらせてもらえる」ということがこんなに嬉しいことだと思いませんでした。

 

読んで下さっているかは分かりませんが、3名のチームの方々、本当に本当にありがとうございました。

 

 

 

で、1日経った今

 

 

 

やっぱり結構悔しいです。

 

ライティングで「勝ち負け」という表現は当てはまらないかもしれませんが、今に限ってはそんな気持ちです。

 

どこかでまたそんなイベントがないかと「ライター ハッカソン」で検索しているのですが、今のところ同イベントしか出てこないので誰か開催して下さい(他力本願)。

 

 

とりあえず

 

秋のどこかのタイミングで

ひとりでしっぽり長野県ゲストハウス「LAMP」にお泊りに行ってこようかと思います。

 

 

真崎

 

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